『あなたの隣の億万長者』─「あこがれの富裕層の生活の実態を知る」に効く1冊

『あなたの隣の億万長者』─「あこがれの富裕層の生活の実態を知る」に効く1冊

更新日 2023/04/21

書店の自己啓発や経済・マネーの棚を眺めていると、1冊や2冊、ともすれば3冊、4冊ほど目にする「億万長者」をタイトルにした本。

今の自分に満足しておらず、チャンスさえあればドカンと当てたいと思っている人に刺さるフレーズなのだろう。

最近では株やFX、暗号資産などの取引で資産1億円を築いた投資家を「億り人(おくりびと)」と呼ぶそうだが、そんな風潮もあって、億万長者本はちょっとしたトレンドになっている気がする。

今回紹介する本も、そうした種類の本には違いないが、興味を惹かれたのは「元国税専門官がこっそり教える」という前半のタイトルである。

著者の小林氏は、過去10年間で相続税調査などにたずさわり、2年連続で東京国税局長から功績者表彰を受けたという経歴を持つ人。それだけに、「億万長者」の実像を客観的に語ってくれるのではないかとの期待があった。その内容を紹介していこう。

元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者

  • 著者:松永正訓
  • 発行:ダイヤモンド社
  • 定価:1650円(税別)
  • ボブ的オススメ度:★★★☆☆

「1億円超の資産を持つ人」とはどういう人か?

本書で定義される「億万長者」は、文字通り「1億円超の資産を持つ人」である。

一般的に「金持ち」と言われる人は、死亡した際、相続税を払う義務が生じるほどの資産を持つ人を指すことが多い。数100万円、あるいは1000万円くらいの資産は基礎控除の範囲内となり、課税の対象にならない。

ところが法改正によって、平成27年1月から課税対象の範囲が広がったことは記憶に新しい。

具体的には、「3000万円+(600万円×法定相続人の数)」となり、相続を受けるのが妻ひとり子ひとりならば4200万円、妻ひとり子ふたりならば4800万円の資産にも相続税が発生する。

その結果として、相続税の申告対象者は全死亡者世帯の4%から8%、約2倍にまで増えたのだ。

ただ、本書の著者の小林氏が相続税調査に携わっていたのは、改正前のこと。バブル期に不動産の時価が高騰していたときの「5000万円+(法定相続人の人数×1000万円)」という基準をもとにしていた時代なので、そこで出会った人たちの多くが「1億円超の資産を持つ人」だったことは間違いないだろう。

富裕層の暮らしぶりは意外にも質素だった!

小林氏がおこなっていた相続税調査とは、相続人への聞きとりをして、預金通帳や土地の権利書などに目を通して、申告内容に漏れがないかをチェックすることを言う。

本の冒頭で語られるのは、そんな人たちの意外な実状だ。引用しよう。

はじめての相続税調査で富裕層の自宅を訪問するまでは、「億万長者だから、きっと派手な生活をしているだろう」と、不謹慎ながら豪勢な生活ぶりに触れることにワクワクしていたのですが、実際に調査に入ると、その期待はあっさりと裏切られました。

拍子抜けするほど、普通の暮らしぶりだったのです。

税務署内には伝統的に「相続税は最後の砦」という言葉があって、「もしこの機会にとるべき税金をとらなければ、税金を回収するチャンスは永遠に失われてしまう」との覚悟のもと、相続税申告に関する資料に目を光らすという。

資料を確認する際は、必ずその置き場に案内してもらって「現物確認」をするのだが、その間、ほかの部屋もさりげなく覗いて骨董品や金庫などの隠し財産がないか、見てまわっていたそうだ。しかし、広い家は多いものの、普通の家よりもむしろスッキリとした印象を受けることが多かったそうだ。

その後、何度も相続税調査をおこなっても、富裕層の質素な暮らしぶりに対する印象は変わることはなかったという。小林氏は、その理由について、こう分析する。

一般の人からすれば、お金はあればあるほどいいと思いがちですが、そうとは限らないのです。たとえば食費を2倍かけたからといって、人生の幸福度が2倍に高まるわけではありません。食べられる量には限りがありますし、質素な食事でも十分に満足できる人もいるでしょう。

私が思うに、富裕層はお金をかけるべき物事を見極め、必要以上の食費など、効果の見込めない支出は控えています。

服装にしても、高そうなブランド品を身につけている人はほとんどおらず、ユニクロや無印良品などのようなカジュアルなファストファッション風の服装が多かったのだという。

なんだか肩すかしをくらったような気分になるが、それが「1億円超の財産を相続した人たち」の普通の姿だったのだ。

富裕層の職業には「定年」がない

相続税の申告書には、「職業」を記入する欄があって、税務職員はその情報を必ず気にしていたという。

ところが、日本の職業別平均年収トップに名をつらねる「医師」や「パイロット」などのエリート職についている人は少数派で、その多くが中小企業経営者や個人事業主だったという。

こうした人たちの共通点は、「定年がない」ことだと小林氏は指摘する。実際に小林氏は、地域に密着したマッサージ師や工務店の職人など、一見して富裕層とは結びつかない職業に就いていた人の相続税調査を少なからずおこなったという。

同じ「社長」という身分にしても、上場企業と中小企業では事情が違う。

労務行政研究所の調査によると、上場企業の社長の年間報酬は平均で約4676万円という高水準だが、上場企業のトップは「雇われ社長」が多く、短期間で交替するため、実はそれほど多くの資産を持っていない可能性があると小林氏は言う。

一方、中小企業の社長は任期が終わっても再び社長として選任されることが多く、長期にわたって報酬を受けることができます。

しかも上場企業と違って、株主が親族だけでほぼ固められていることが多いので、自分の給料を自由に決められます。会社が儲かっていれば、その利益を役員報酬という形で直接懐に入れられるのです。

こうした中小企業の社長の強みは、「自社株(未公開株)」という青天井の資産を持っていることだという。なるほど、言われてみれば、至極もっともなことである。

「働いて稼ぐ」から「投資で稼ぐ」へのシフト

もうひとつ、小林氏が指摘している富裕層の共通点は、「投資に熱心」だということ。

投資のリターンは、投資にかけられる元手資金に比例します。同じ年利の金融商品であれば、100万円を投資する人より、1000万円を投資する人のほうが10倍のリターンを得ることができるからです。

さらに、富裕層が一般の人より投資で儲けを得やすいのは、投資手段が豊富であることも一因です。一般の人が投資できない金融商品でも、富裕層は簡単にアクセスできます。

富裕層の所得は、「働いて稼ぐ」から「投資で稼ぐ」にシフトして以降、飛躍的に増大する。

例えばスイスのプライベートバンクに口座を開設すると、「プライベートバンカー」と呼ばれる担当者が顧客の投資目標などに合わせてオーダーメイドで資産を運用してくれるという。

一般に公開されている株式ファンド(投資信託)のみならず、限定された投資家からの資金を運用するヘッジファンドや未公開株、デリバティブ(金融派生商品)などの特殊な方法を活用しながら資産を増やしてくれるのだ。

富裕層が会費数百万円の高級会員制クラブに通う理由

収入が多いことに加え、ある程度の金融知識を持っていることも富裕層の条件のひとつだ。その結果、彼らは入会金数百万円の高級会員制クラブにも惜しげなく金を使う。

高級社交クラブは限られた人しか利用できない場所ですから、利用者同士が気軽につながることができ、大きなビジネスにつなげやすくなります。このように見えない価値にもしっかりお金を使うことが、富裕層の共通点なのです。

以前、金持ち相手にプライベートジェットを販売する営業マンが会費300万円のスポーツクラブに入会して、シャワー室で「裸の営業トーク」をするという都市伝説めいた話を聞いたことがあるが、その話の信憑性が高まった気がした。

そのほかにも、本書には富裕層のさまざまな節税対策についても言及している。

「生命保険を相続税と遺産分割に活用する」「1000万円ずつ複数の口座でお金を管理する」「生活のためではなく投資のために借金する」「家族に毎年100万円のお小遣いをあげる」「富裕層は教育費に糸目をつけない」など、富裕層の人たちの資産の殖やし方が語られる。

元国税専門官という経歴を持つ人だからこそ得られた、リアルな視点である。それが、「信念を持ちなさい」とか、「毎年財布を新調しなさい」といった怪しげなアドバイスに満ちた自己啓発本と一線を画す、本書の美点だろう。

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