誕生日は何歳になっても嬉しいもの。老人ホームでも入居者の誕生日会は盛り上がるイベントです。ただし、老人ホームだからこそ気を付けるべきこともあります。
どのようなプレゼントが喜ばれるのか、みんなで盛り上がれる催し物はなにかなど。老人ホームの誕生日会について説明します。
Contents
最初に老人ホームで誕生日会を行う目的について確認しておきましょう。
老人ホームで生活していると単調な毎日が続くので、感動したり心を動かされることが少なくなりがちです。
誕生日会では、プレゼントを送ったりごちそうを食べたりと、楽しいことがいっぱい。感動することで、脳に良い刺激を与えることができるんですよ。
誕生日会では、若いときの思い出話を話すことも多く、自然と昔のことを回想するきっかけになります。同年代の人たちと好きだったものや昔のことを話すような時間は、良い気分転換と言えるでしょう。
元気だった頃の出来事を思い出すことで、生きる活力を取り戻して心が安定する効果もあります。
ほとんどの老人ホームでは、家族が誕生日にプレゼントを渡すことは問題ありません。むしろ誕生日プレゼントは誰でも嬉しいものなので、積極的にプレゼントしてあげたほうが良いでしょう。
ただし、何らかの事情で誕生日プレゼントを渡すことが不安なのであれば、事前に老人ホームのスタッフにプレゼントを渡しても大丈夫か確認してください。何をプレゼントするかについても、最近の入居者の様子を知っているスタッフからアドバイスを受けておくのも大切です。
誕生日プレゼントに果物やお菓子を送ることはよく見られます。しかし、食べ物は注意すべきポイントがたくさんあります。
まず老人ホーム内で保存保管が難しいので、生ものは腐らせてしまう危険があるので、避けたほうが良いでしょう。
さらに高齢者の場合は顎の力が衰えていて、自力で食べれないものも多く、誰かが食事介助をしなければなりません。食べ物を送る際は、一人で食べられて長持ちするものを調べておきましょう。
老人ホームにいる高齢者が喜んでくれるプレゼントとはどのようなものがあるのでしょうか。もらったら誰もが笑顔になれるプレゼントについていくつか例を挙げて説明します。
誰もが簡単に送ることができるのが「誕生日カード」。家族からはいつまでも元気にいてほしいという願いをこめて。老人ホームの職員からは日頃の感謝の気持ちをこめて。
『お誕生日おめでとうございます。いつも楽しい冗談を言って、みんなを笑顔にしてくれる○○さん。いつまでも元気でいてください!』といったメッセージはいかがでしょうか。
誕生日カードを少しアレンジして、思い出の写真をいれたフォトブックも喜ばれます。最近では簡単にフォトブックを作れるサービスも増えています。
家族旅行の写真などを、フォトフレームやアルバムにしてプレゼントするのも良いでしょう。手元において、いつでも写真を眺めることができます。
そして、老人ホームに入居している高齢者にとって、家族が会いに来てくることが一番のプレゼントかもしれません。遠方に住んでいてなかなか会えないならなおさらです。一年に一度の誕生日は、家族みんなで集まってお祝いできると良いでしょう。
最近ではスマホなどで手軽にテレビ電話もできるようになりました。都合がつかない場合は、画面越しに通話できるWebサービスなどを使ってのお祝いもおすすめです。
また、今の社会状況に合わせ、メッセージ動画を撮り施設側へ送ることで入居者も喜ぶことでしょう。
老人ホームで誕生日会をするときは、できるだけたくさんの入居者や職員が一緒に参加できるほうがにぎやかになります。誕生日会で盛り上がる催し物について紹介します。
主役をお祝いしよう「合唱」
やはり誕生日といえばバースデーソングは欠かせません。『ハッピバースデイ トゥ ○○さん』とお誕生の方のお名前をいれてお祝いしましょう。
それ以外にもお誕生日の方が好きな歌手の歌や、入居者全員が知っててすぐ歌えるようなレパートリーを準備しておくと当日楽しく歌うことができます。
スタッフによる「お芝居」
介護スタッフによるお芝居は誕生日会の人気の出し物のひとつです。スタッフの普段見られない表情や姿を見て、盛り上がること間違いなし。入居しているホームに関するようなオリジナルの劇もありますが、誰でも知っている童話やお話で大丈夫です。
みんなで踊ろう「ダンス」
テンポの速い難しいダンスではなく、誰でもすぐに覚えられる簡単なダンスがおすすめです。足腰が不自由な方は座ったまま手拍子などで参加できると良いでしょう。
若いスタッフだとついつい最近の流行りのダンスを踊りたくなりますが、なるべく入居者の方が知っている昔の歌やダンスを選ぶようにしましょう。
誕生日を祝われることは、いくつになっても嬉しいものです。老人ホームでの誕生日も素敵な時間になるように、スタッフも入居者も協力して良い誕生日会にしてください。
また、普段なかなか高齢者とゆっくりとコミュニケーションが取れない施設や事業所であれば、この機会に会話を楽しむ、あなたが大切ですというメッセージを伝えるのも良いでしょう。
老人ホームによりさまざまで、主に「合唱」「お芝居」「ダンス」など施設により工夫されています。また、サプライズで入居者の家族に登場してもらったり、誕生日ケーキなどを用意している施設もあります。
ほとんどの老人ホームでは、家族が誕生日にプレゼントを渡すことは問題ありません。ただし、食べ物をプレゼントとして渡す場合は、生ものは腐らせてしまう危険があるので避け、一人で食べられて長持ちするものを調べておきましょう。
また誕生日プレゼントを渡す際は、事前に施設へ確認しておくことも大切です。
「感動することで脳に刺激を与える」「昔を思い出すことで心が安定する」を目的としています。
自分のために周りが祝ってくれると嬉しく感動し、その体験が脳に良い刺激を与えます。また誕生日会では、若いときの思い出話を話すことも多く、自然と昔のことを回想するきっかけが生まれます。若いときの出来事を思い出すことで心が安定する効果も見込めます。
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