誕生日や敬老の日、面会のときなどに、老人ホームに入居する人にプレゼントを贈りたくても、「何にしたら良いか迷う」「プレゼントして迷惑にならないかな」と頭を悩ませる方は多いのではないでしょうか。
そこで、今回は老人ホームに入居している人へのプレゼントとしておすすめのものを紹介。反対に贈ると迷惑になってしまうものや、プレゼントの配送についての注意点も解説しています。プレゼント選びに役立ててください。
老人ホームに入居している家族や知人に贈るのにおすすめのプレゼントを紹介します。以下のものを選ぶと、きっと喜ばれますよ。
老人ホームの生活の中で、頻繁に使う消耗品を贈ると喜ばれます。
具体的には、以下のようなものです。
ただし、毎日使うものだからといってたくさんプレゼントをするのは避けましょう。老人ホームの居室は限られているので、保管場所に困ってしまうことがあります。
普段から身につけるものや、実用的な雑貨類、棚の上などに飾れるものは老人ホームに入居している人に喜ばれます。
具体的には、以下のものがおすすめです。
ただし、贈る相手の身体状態などによっては、必要ないものや使えないものもあります。しばらく会っておらず状況がわからない場合は、施設や状況を把握している家族などに確認しておきましょう。
家族や友人を思い出せるものは、老人ホームに入っている人にとってうれしいプレゼントです。
具体的には、以下のものが喜ばれるでしょう。
老人ホームに入ると、家族や友人との交流が減ってしまうことが多くなります。そのため、家族や友人の顔が思い出せる品は喜ばれるプレゼントのひとつです。
老人ホームに入居していると、好きな食べ物を食べる機会が減ってしまいます。そのため、入居している人の好物を持っていくと喜ばれるでしょう。
以下のものはご高齢者によく好まれている食べ物です。
お菓子などの食べ物は、プレゼントをすると喜ばれることが多い反面、迷惑になってしまうこともあります。
例えば、持病や薬の関係で食べるものを制限していることがあります。具体的には、糖尿病の人が甘いものやカロリーの制限をしていたり、薬の効果の妨げになるために、プレゼントしたものが食べられないことがあります。
加えて、飲み込む力や噛む力が衰えている場合には食べられるものがかなり狭まります。固いせんべいやクッキーなどの水分の少ないものは避けた方が良いでしょう。
受け取る相手の身体状況によって食べられるものが大きく異なるので、事前に確認しましょう。
プレゼントの選び方を間違えてしまうと、気持ちがこもっていても迷惑になってしまうことがあるので注意しましょう。
下記のようなものは、迷惑になってしまうことがあるので避けるのが無難です。
香水や芳香剤などの香りを出すもの、においの強い食べ物は、他の入居者の迷惑になってしまうことがあるので避けましょう。
鉢植えや生花などの植物は、老人ホームに入っている人へのプレゼントとしてはおすすめしません。なぜなら、鉢植えや生花はプレゼントされた後に世話が必要なため。入居者本人が世話ができない場合、介護職員の負担になってしまいます。
ガラスの置物、瀬戸物などの壊れやすいものは、避けた方が無難でしょう。なぜなら、入居者の居室は、介護のために職員が頻繁に出入りします。そのときにぶつかって壊してしまうことがあり、破片で怪我をしてしまう危険もあるので、おすすめできないプレゼントです。
老人ホームで暮らす人の私物は、主に自分の部屋で使うものです。それ以外のキッチン用品、トイレタリーグッズなどは、施設側が用意しています。
そのため、リビング、トイレ、風呂などで利用するグッズをプレゼントしても、困ってしまうでしょう。
遠方の老人ホームに暮らす人にプレゼントしたい場合、配送するのも選択肢のひとつでしょう。郵便物と同じように、プレゼントも施設に配送すれば入居者の手元に届けてくれます。
施設で暮らす人にプレゼントをする場合、以下の点に注意しましょう。
15~17時の時間帯が面会におすすめです。施設によって一日の流れは異なりますが、15時のおやつから夕食が始まる17時頃までは自由時間としている施設が多いためです。
この時間帯であれば、夕食までの時間で近場を散歩したり、買い物もしやすいので、面会や気分転換に適していると言えます。
老人ホームに入っている人には、「日常的に使うもの」「雑貨や身につけるもの」「家族を思い出せるもの」がおすすめです。ただし、身体状況によっては、相手が困ってしまう場合もあるので、事前に確認をしましょう。
「においの強いもの」「生きた植物」「壊れやすいもの」「生活にそぐわないもの」はプレゼントすると迷惑になってしまうことがあります。老人ホームでの生活を考えたプレゼントを用意しましょう。
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。