スマートフォンを所持している高齢者は年々増加。NTTドコモが運営する研究所であるモバイル社会研究所が実施した調査によると、60代以上の高齢者のうち、スマートフォンを所持している割合が約80%に達したことが判明しました。
そこで心配になってくるのが、スマホのセキュリティ対策。モバイル社会研究所は、高齢者のスマートフォンのセキュリティ対策に関する調査をおこない、2023年1月19日にその結果を発表しました。
すると、高齢者層は若年者層に比べて、セキュリティ対策を実施している割合が低い傾向にあることが明らかになったのです。
今回の調査は以下の要領で実施されました。
調査結果は、調査員が訪問してアンケート用紙を配り、それを後日回収して集計したものです。
まず、スマホのセキュリティ対策の実施状況を尋ねたところ、「画面ロックを使用している」と回答した人が60代で60%弱、70代だと30%を切ったことが判明。モバイル社会研究所が明らかにした若年層のデータと比較すると、10~30代では約90%、40~50代でも約80%が画面ロックを使用していることから、他の年代と比較して高齢者は画面ロックをしている人が少ない傾向にあることがわかります。
ほかにも、若年層と比べると「最新のOSにアップロードする」「パスワードのパターンを変えている」という対策をしている人が特に少ないことも明らかになりました。
このように、高齢者層は若年者層に比べてセキュリティ対策を実施している人の割合が低いことが判明しました。身近な高齢者でスマホを使っている人がいたら、セキュリティ対策をどうしているか一度話し合ってみても良いかもしれませんね。
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