2023年5月8日以降、新型コロナの感染法上の区分が2類から5類に変わります。それを受けて、厚生労働省は2023年4月18日、高齢者施設における新型コロナの対策と対応について、改めて説明する通知を出しました。
3月13日からマスクの着用は個人の判断に委ねられることになりました。しかし、高齢者施設など重症化リスクの高い人が多く生活する場所では、訪問者や職員は引き続きマスクの着用が推奨されています。
ただ、勤務中であっても、周囲に人がいない場面や利用者と会話しない場面など、マスクの着用を必要としない場面での着用は、施設の管理者に委ねるとしています。
また、面会については、身近な人とのつながりや交流が高齢者の心身の健康に影響を与えるという観点から、感染対策をおこないながら再開していくことが重要だという認識を示しました。
面会を実施する際には、対角線上の窓とドアを開けたり換気扇を常時回しておいたりなどの効果的な換気をすることが大切。また、使用の前後に消毒をおこなうことも、施設での新型コロナ感染を防止するのに有効です。
感染対策を万全にしても、利用者が新型コロナに感染してしまうことは十分考えられます。
厚生労働省によると、感染者が利用者の中に出たとき、以下の感染防具を適切に使用して拡大を防ぐことが重要だと言います。
新型コロナの5類への変更を受けて、さまざまな制限が緩和されつつあります。ただ、高齢者の重症化リスクが高いことには変わりないため、感染対策は引き続き適切におこなってほしいですね。
参考:「高齢者施設等における感染対策等について」(厚生労働省)
参考:「感染拡大防止のための効果的な換気について」(厚生労働省)
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