Q&A
「認知症カフェ」はどんなことをするところでしょうか?また、私が介護をしている認知症の父は、たまにトイレに失敗するものの、まだ自分のことはできています。認知症の症状が軽い状態でも参加しても良いのでしょうか?(山口さん@57歳・会社員) 認知症カフェは、認知症や介護に悩む方などが集まってお茶を飲んだり、勉強会をおこなう場所です。認知症のご本人やその介護をするご家族の他にも地元の方が参加していますから、遠慮せずに飛び込んでみてください! 認知症カフェでは何をしている? 「認知症カフェ」というものがあると聞いたのですが、何をするところですか? 認知症カフェとは、認知症や介護について相談したり悩みを共有することができる場所です。”カフェ”という通り、お茶やコーヒーを飲みながら自由におしゃべりをすることが多いですね。 私の父は、認知症の診断が出ていますが、身の回りのことはたいてい自分でできていますし、そこまで症状が進んでいるわけではないんです。そんな状況でも参加して大丈夫ですか? もちろんです!認知症カフェは、認知症の方やそのご家族だけでなく地域の方も参加しています。認知症について関心がある人や悩みがある人が気軽に集まれる場所なんですよ。 そうなんですね。でも、認知症カフェはただお茶を飲むだけでしょうか?それだとその名の通り”カフェ”というだけな気がしますが…。 それが大切なんです!山口さんも、悩みを誰かに話して気持ちが楽になったことってありませんか?認知症カフェには、「認知症介護が大変」というご家族や「認知症と診断されて自分が変わっていくのが怖い」といった不安を持ったご本人が参加されます。同じ悩みを持った人同士が語らうことで、悩みが解消したり不安が軽くなったりするんですね。 なるほど、人に悩みを話すだけで気が楽になることもありますよね。じゃあ、基本的にはカフェに集まって話をするだけなんですか? カフェによってさまざまですが、認知症や介護についての勉強会や音楽イベントなどのレクレーションを企画しているところもあります。あと、専門家が参加しているので、介護についての相談もできますよ。 そもそも認知症カフェの目的は? 認知症カフェは、オランダの「アルツハイマーカフェ」をもとにしたものなんです。日本は「病気」というと、閉鎖的で隠してしまう傾向がありますが、オランダのこのカフェではオープンにして社会全体で認知症の人やその家族を支えていこうという考え方ですね。 へー、そういう考え方もあるんですね。 そこで日本では、厚生労働省が定めた「オレンジプラン」やその後の「新オレンジプラン」によって「認知症カフェ」という名前がつけられ、各地で開催されるようになりました。認知症カフェもオランダのアルツハイマーカフェと同様に、地域や社会で認知症の人やその家族を支援できるように認知症という病気をオープンにして理解を広める活動をしています。 だから、認知症の人だけでなくて地域の人も参加できるんですね。 認知症カフェが外出するきっかけに 先ほど、カフェによって活動内容が異なることをお話ししましたが、プログラムはカフェによって特徴があります。例えば、宮崎県日之影町という町でおこなわれている認知症カフェでは、ラジオ体操で身体を動かすことの他に、クリスマスケーキ作りやそうめん流しといった季節に合わせたイベントをしているそうですよ。 へえ!なんだかデイサービスみたいですね。 認知症カフェは、認知症の人が家にこもりきりにならないように、出かけるきっかけになることも目的のひとつなんです。ですから、活発にレクリエーションやイベントをおこなって、認知症カフェを暮らしの楽しみにしてもらおうというわけですね。 認知症とわかってから、父がこもりがちになってしまったんです。なので、認知症カフェに連れ出してみようと思います。どこで開催しているのかは、どうやったらわかりますか? 役所や地域の福祉をとりまとめている「地域包括支援センター」で聞けば、開催日時や場所についても教えてもらえますよ。ぜひ、認知症カフェに足を運んでみてください! 認知症カフェは誰でも参加OK! 認知症や介護の悩みを吐き出せる場所 カフェごとに内容は異なるので、近くの認知症カフェを探してみて pre { margin: 40px 0; background: #333; padding: 20px; color: white; overflow: scroll; line-height: 1.1; } pre:before { content: '[sample]'; ...
2022/07/08
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