30年ほど前、ビリヤードがブームになったことを覚えている方も多いのではないでしょうか? トム・クルーズ主演の映画の舞台になったこともあり、巷にはビリヤードをしながらお酒を楽しむ“プールバー”がたくさんあったものです。
そんなビリヤードをプレーする際の移動の歩数と見立てて“ウォーキング”として健康増進につなげようとする動きが全国に広まりつつあるようです。
眉唾もの…というわけでもなく、「高齢者施設などで健康とコミュニケーションをつなぐ、文部科学省が推奨する生涯スポーツ」というもの。ビリヤードは、例えば2時間ほどプレーすると、その間に約3000歩も歩くことになるそうで、それが健康の増進につながるというのです。
またそれだけでなく、チーム戦にしたりすればメンバーとのコミュニケーションが生まれます。このコミュニケーションが非常に大切で、社会的なつながりのある人は認知症リスクが70%低減すると言われているほど。
さらには、ビリヤードをプレーする際には腕を動かしてキューでボールを突き、突かれたボールを目で追い…という行為が脳の活性化につながり、それが認知症予防につながるとも考えられているのです。
このウォーキングビリヤードを実践した方々からは、以下のような意見が出ているそうです。
ビリヤードには昔から興味があった。初めてやってみたが、教えてもらうとすぐに出来て楽しい。チームでやるとすごく楽しい。これから楽しみです。(70代・男性)
昔から運動は苦手で、こんな年からでも出来るとは思わなかった。ポケットにボールが落とせるのが面白い。色々なチームを作ると面白い。楽しい。(80代・女性)
一般社団法人日本コーチングプロビリヤード協会(千葉県流山市)では「ウォーキングビリヤードクラブ」をつくり、専属インストラクターによる初心者講座やビリヤードイベントを開催していくそう。
楽しみながら健康増進、楽しみながら認知症予防。興味のある方は問い合わせてみてはいかがでしょうか?
出典:「ウォーキングビリヤードクラブとは」(一般社団法人日本コーチングプロビリヤード協会)
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