糖尿病の治療を続けて血糖値を適切に管理していれば、健康な人と変わらない生活をおくれ、寿命も平均で4年から最大10年近く延びるという研究が発表されました。
糖尿病の人は「心臓病や、脳梗塞リスクが2~4倍高い」、「血糖値を適切に管理していないと、さまざまな合併症を引き起こす」と言われています。
特に2型糖尿病の管理に苦労している人は、このようなネガティブな情報を聞いて悲観的になっているかもしれません。
米フロリダ大学・テューレン大学・インペリアルカレッジロンドン・ピッツバーグ大学・米国疫病予防管理センターの共同研究グループが糖尿病の治療に関する研究結果を発表しました。
研究グループは、5つの指標に焦点をあてて調査をおこないました。それは過去1~2ヵ月の血糖値を反映するHbA1c、血糖値、体格指数(BMI)、血圧値、悪玉のLDLコレステロールといった糖尿病の人の健康観察に使われる情報です。
調査の結果、治療により余命を最大で10年以上延ばせる可能性があることが判明。さらに糖尿病の治療は進歩しており、2型糖尿病の人の寿命は延びて管理体制も改善されている傾向があることも示されました。
今回の結果から、研究グループは「糖尿病のある人は、適切に治療を受け検査値を少しでも改善することが大切」と述べています。
糖尿病管理を理想的に進めるには、患者さんに分かりやすく説明し、それぞれの患者さんに合わせた治療をすることが望まれます。
「あのときにちゃんと治療しておけばよかった!」と後悔することがないように、治療にしても生活改善にしても、自分ができることを精一杯頑張ってみませんか?
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。