整腸剤などを販売しているビオフェルミン製薬が、高齢者に向けて便秘の注意点や対策を紹介しました。
便秘になると気持ちが落ち着かないだけでなく、さまざまな病気の原因になることも最近の研究で明らかになってきています。便秘を予防して、快適な毎日を過ごしましょう。
日常的に便秘に悩まされている人も多いかもしれません。そもそも、便秘とはどういった症状なのでしょうか?
アメリカのクリーブランドクリニックに所属しているアガチャン医師によると、以下のような症状があったら便秘だと見なされるそうです。
以上のように、便秘とは単に排便の回数が少ない状態のみを指すわけではありません。日本内科学会の定義でも、「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても、便が残っているような感覚やお腹が張っているような感覚がある状態」を指すとされています。
高齢者は、食事量が減るため便のかさも減少します。すると便として排出しにくくなるため便秘になりやすくなるのです。
また、人によってはのどの渇きを感じる機能が低下したりトイレを面倒に思うようになったりして水分を控えることも。水分を控えると便に含まれる水分量も減り、便が硬くなって便秘になります。
そのほか、姿勢が悪化してお腹に圧力をかけにくくなったり、加齢で腸の働きが鈍くなったりするのも便秘の原因になります。
では、どうすれば便秘を予防できるのでしょうか?
ビオフェルミン製薬は、以下のような対策が有効だとしています。
水溶性食物繊維は大根やアボカド、キノコ類などに多く含まれます。また、ヨーグルトなどに多く含まれ、腸内環境を整えるとされる乳酸菌は整腸剤で補えます。
歳を重ねるに従って腸の動きが悪くなるため、高齢になると多くの人が便秘を訴える傾向にあります。高齢者の便秘を放置していると、腸が塞がってしまう腸閉塞などにもつながるリスクがあるため、しっかりとした対策をおこなうことが大切です。
参考:「A constipation scoring system to simplify evaluation and management of constipated patients」(アメリカ国立医学図書館)
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