認知症の予防にはさまざまな方法があります。その中でも1日に3度食べる食事は身体はもちろん、脳への影響も大きいものです。
そこで『脳の不調を治す食べ方』で知られるウマ・ナイドゥ博士は、脳の認知機能を下げてしまう5つの食べ物について公開しました。
それは、糖類・揚げ物・高GIの炭水化物・アルコール・硝酸塩(保存料)です。
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不安や認知症など、脳や精神が不調のときに食べるべき食事を紹介している『脳の不調を治す食べ方』のハーバード大学ウマ・ナイドゥ博士。博士は自分の脳の認知機能や思考力を維持するために、次の5つの食品を避けているそうです。
まず糖類とは、焼き菓子や炭酸ジュースといった加工食品に含まれている精製された砂糖のことを示しています。
脳はブドウ糖をエネルギーとして活動しますが、過剰量のブドウ糖が供給されると、記憶障害が起こる可能性があるそうです。
また、1日あたりの糖類の摂取量について、アメリカ心臓学会は女性が25グラム以下、男性が36グラム未満を推奨しています。
次に揚げ物については、2つの研究で脳に悪い影響が出ることがわかっているそうです。
1つめは、「揚げ物を多く食べている人は学習と記憶が他の人よりも低下する」という研究。2つめは、「揚げ物を多く食べている人はうつ病を発症する可能性が高くなる」という研究結果が出ているとのことです。
そして高GIの炭水化物とは、パンやパスタなどの糖質が血液中に吸収されやすい炭水化物のこと。反対の低GIの食品を食べていた人は、高GIの食品を食べていた人よりも30%もうつ病になる可能性が低かったそうです。
アルコールをまったく飲まない人・週に14杯以上という過剰な量を飲んでいた人は、適量飲む人に比べて認知症リスクが高いことがわかっているそうです。
硝酸塩とは、ベーコンやソーセージに使用されている保存料のこと。硝酸塩を摂りすぎるとうつ病を発症するリスクが高くなる可能性が示唆されているとのことです。
もしベーコンなどを完全に避けられないのであれば、そばを食べることを博士は推奨しています。そばに含まれる抗酸化物質に加工肉の悪影響を打ち消す効果があるそうです。
今回リストアップした5種類の食品を、完全に避けるのは難しいかもしれませんね。
かなりストイックな食事になるかもしれませんし、加工食品を避けるので食事の準備に手間がかかってしまうでしょう。
ただ、和食であれば洋食よりもこの5つの食品が少なくて済みます。また、日本人になじみ深いので料理もしやすいのではないでしょうか。そのため、博士のような食事にするのは比較的簡単です。
やっぱり身体や脳に良い食事というのは、和食なのかもしれませんね。
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