神奈川県横浜市の調査によると、脳梗塞などの脳血管疾患や認知症が介護が必要になった原因の約3分の1を占めているそうです。
また、横浜市立市民病院では認知機能に関する脳ドックを受診する人が増加傾向。認知症や認知機能の低下への意識が高まっているとのことです。
そこで同病院では、脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging」を公立病院として初めて導入。比較的若い年齢から認知機能の低下を発見でき、認知症リスクが高いと診断された場合には専門医につなげる体制を整えています。
横浜市立市民病院が、脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging」を導入したことを発表しました。
このプログラムは、頭のMRI画像をAIが解析することで「海馬」の萎縮を発見するもの。海馬は記憶や学習と関係があるとされており、この体積を測定することで比較的若い年齢で認知症リスクを発見できます。
また、その測定結果はレポート形式で確認可能。定期的に測定することで、経年変化がわかるようになっているそうです。
ちなみに、このプログラムはこれまでの脳ドックにプラスすることで受けられます。
もし、脳に萎縮が発見されたり将来の認知症リスクが高いと判断されたら、専門家による治療が受けられるそう。さらに、認知症予防の効果がある取り組みや地域活動の紹介、担当医のフォローをする体制も整っているとのことです。
年齢を重ねると「人の名前が思い出せない」「何のために席を立ったのかを忘れる」なんてこともあるかもしれません。
それが単なる物忘れであれば良いのですが、認知機能が低下していたり認知症の前兆ではないかと不安になってしまうこともあるのではないでしょうか。
そういうときに、脳ドックを受けてみるのも良いのかもしれませんね。脳ドックというと脳卒中などの「脳の病気を見つける検査」というイメージがありますが、近年は認知症の早期発見にも活用されているそうです。
認知症は早く見つけることで、予防や進行を遅らせることができるとされています。早め早めに手を打って認知症に備えていきたいですね。
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