「デイサービスにはどんな持ち物が必要なの?」「持っていかない方が良いものはある?」などと気になることもあるはずです。
そこで今回は、デイサービスに必要な持ち物や準備のコツを紹介します。ぜひ参考にして、デイサービスをより快適に利用してください。
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デイサービスを利用するにあたって必要な持ち物は、主に身の回り品です。準備のポイントとともに紹介していきましょう。
衣類は季節や気候、利用者の状態に合わせたもの一式を用意します。長袖や半袖はもちろん、施設の空調に合わせて薄手のカーディガンで調節するなど、過ごしやすい服装を選びましょう。介護度によっては、下着を多めに用意しておくと安心です。
また、デイサービスの1日の流れに入浴介助が含まれている場合には、着ていた服とは別の新しい着替えを用意しておく必要があります。
日用品は、利用者が普段から使い慣れたものを準備しましょう。ただし、デイサービスの施設によってティッシュやタオルなどの日用品は貸してもらえることが多くあります。あらかじめ、施設に問い合わせてから準備すると良いでしょう。
デイサービスの持ち物で最も重要なものは、薬です。高齢者はいくつもの種類の薬を処方されることが多く、薬の分量や飲むタイミングの管理は難しくなります。
デイサービスに薬を持参する場合は、1回に飲む薬を小袋に分包し、服薬のタイミング「朝、昼、夕」と利用者の名前を必ず記入しておきましょう。また、処方内容がわかる説明書を添付しておくとさらに安心です。
普段から使っている老眼鏡や帽子など、日常生活の中で「あると便利だな」と思うものや使い慣れているものがあれば、事前に準備しておくと良いでしょう。例えば、手鏡があれば身だしなみに注意が払えるでしょう。
紙おむつや車いすを普段から使用している方は、あらかじめ施設への確認と用意が必要です。紙おむつを持参する場合は、一つひとつに名前を記入しましょう。
デイサービスの持ち物にはすべて、必ずフルネームを記入しておきましょう。デイサービスでは入浴サービスや、汚れた衣類を洗濯してもらえるケースがあるため、持ち物に記名があれば、他の利用者の持ち物と取り違えてしまったり、なくしてしまう可能性を減らせます。
しかし、すべての持ち物や紙おむつなどの消耗品ひとつひとつに油性マジックで名前付けするのは、至難の業でしょう。便利に名前付けできるグッズを活用して、効率よくおこなうことをおすすめします。
紙おむつや汚れもの袋の消耗品は準備する数も多く、名前付けしにくい素材です。さらに、消耗品はデイサービスに通うたびに新しいものを用意しなければならず、毎回手書きで記名していては手間がかかり面倒です。
そこで便利に使えるのが「名前スタンプ」。ハンコのように押すだけで名前付けできるので、消耗品に利用すると便利です。
衣類やプラスティック製のコップや歯ブラシなど、名前スタンプが押しにくい物には「名前シール」を利用すると便利です。「防水タイプの名前シール」や「衣類用名前シール」など、用途や素材に合わせて使い分けることをおすすめします。
デイサービスの持ち物は、どこに名前付けすればわかりやすいのでしょうか? それぞれ詳しくみていきましょう。
シャツやトレーナーなどのトップスには「首元のタグ」や「洗濯タグ」の近くに名前付けすると良いでしょう。
ただし、「名前シール」を首元のタグに貼ってしまうと違和感を感じてしまう可能性があるので、洗濯タグに貼り付けることをおすすめします。
ズボンやパンツなどボトムス類には、「洗濯タグ」や「ウエストバンド」あたりに名前付けするとわかりやすくておすすめです。
高齢者の場合、「名前シール」が触れて擦れると肌に刺激を与えてしまう可能性があります。「名前シール」を貼るときは、肌に直接触れないところに貼るよう心がけましょう。
靴下の場合は「土踏まず」部分に名前付けするのがおすすめです。靴下は伸縮性があるので油性マジックで記名するのは難しく「衣類用名前シール」や「布用名前スタンプ」を活用すると便利です。
汚れたもの袋に使用するビニール袋などの消耗品は、正面部分にわかりやすく大きく名前付けすると良いでしょう。
消耗品はいずれ処分してしまうため、名前シールではなく名前スタンプを活用することをおすすめします。
コップや歯ブラシなどの洗面用具は、衛生的にも直接口や手が触れないところに名前付けすることをおすすめします。
また、洗面用具はたびたび水に濡れるため、通常の名前シールではすぐはがれてしまいます。「防水タイプの名前シール」に「保護フィルム」や「セロハンテープ」を重ねるなどの工夫をすると防水対策に効果的です。
高齢者は不安感から、預金通帳や印鑑、高価な装飾品など下記のような高価な品を肌身離さず持ち歩くことがありますが、デイサービスに高価な持ち物や高額な現金を持ち込むことは避けましょう。
デイサービスは、スタッフや他の利用者など多くの人が共同で生活する場所です。高価なものを持っていることで疑心暗鬼になってしまうかもしれません。また、もし紛失してしまうようなことがあれば、トラブルを引き起こす原因にもなり得ます。
快適なデイサービス生活を送るためにも、利用者が高価なものを持ち込まないよう細心の注意を払いましょう。
デイサービスを利用する際の持ち物は、主に衣類・日用品・薬など、日常生活でも必要な身の回り品です。またその他にも、その時々の気候や利用者の状況に応じて、カーディガンや紙おむつなど必要なものを持参すると良いでしょう。
デイサービスには、高額な現金や通帳・印鑑、高価なアクセサリーや品物などを持ち込まないよう細心の注意を払いましょう。万が一紛失した場合、ほかの利用者やスタッフに疑いの目を向けるなど、トラブルに発展してしまう可能性があります。
デイサービスは「日帰り」です。サービス提供時間は一般的に9~17時など朝食後から夕食前の時間帯に設定されています。そのため、衣類をはじめその他の持ち物についても、たくさん用意しておく必要はないでしょう。
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