ケアマネジャー自体の仕事内容は知っていても、所属先が違うとそれぞれ特徴が違うのでは?と気になりますね。
介護付き有料老人ホームのケアマネジャーが作成するケアプランは、他の介護施設や居宅介護支援事業所など、所属が違うケアマネジャーが作成するものと違いがあるのでしょうか。
この記事では、介護付き有料老人ホームに勤務しているケアマネジャーが作成するケアプランや仕事内容を解説します。ぜひ参考にしてみてください。
介護付き有料老人ホームとは、有料老人ホームのうち、都道府県または市町村から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。24時間介護スタッフが常駐し、介護や生活支援などは施設の職員により提供されます。
主に民間企業が運営しているため、サービスの内容や料金は施設ごとに異なります。また、入居基準も施設によって異なり、要介護度が低い方から高い方まで幅広く受け入れる施設もあります。
看取りまで対応している施設も多数あり、「終の棲家(ついのすみか)」を選ぶうえでも選択肢のひとつとなります。
介護付き有料老人ホームについては下記ページで説明しているので、そちらも参考にしてください。
ケアプランは対象者とサービスの内容により3種類に分けられます。
この3種類のケアプランの中で、介護付き有料老人ホームで勤務しているケアマネジャーが作成するのは「施設サービス計画書」です。
「居宅サービス計画書」と「施設サービス計画書」は要介護1から要介護5の認定を受けた人が対象です。「介護予防サービス計画書」は、要支援1から要支援2の認定を受けた人や自治体による介護予防事業の事業対象者が該当します。
ケアプランについては下記ページにて説明しているので、そちらも参考にしてください。
介護付き有料老人ホームのケアマネジャーが作成するケアプランは、「施設サービス計画書」と言います。居宅サービス計画書と少し異なり、第6表まであります。
施設サービス計画書の内容は以下のとおりです。
ケアプランは6ヵ月ごとの更新が必要で、入居者に変化や新たな要望があった際に変更・見直しをします。
介護付き有料老人ホームに勤務しているケアマネジャーが作成するケアプランの対象者は、当然ですがその施設の入居者です。介護付き有料老人ホームのケアマネジャーは入居者に合わせたケアプランを作成する必要があります。
介護付き有料老人ホームのケアマネジャーは、入居者やその家族の話を聞き、何気ない会話や行動から入居者の希望や状態を確認します。そして、新しいケアプランを作成して入居者がより良い生活ができるよう配慮します。
また、ケアマネジャーがケアプランを作成するには、施設内で提供されるサービスの中から、入居者が日常生活に必要なサポートを組み合わせます。
入居者へ介護サービスの提供が始まった後も、ケアマネジャーは入居者に対して定期的にモニタリングをし、必要に応じてケアプランを見直します。
介護付き有料老人ホームに勤務するケアマネジャーは、居宅介護支援事業所などに勤務する居宅ケアマネジャーとは求められるスキルや仕事内容が異なります。
施設に勤務するケアマネジャーならではの注意点を見てみましょう。
介護付き有料老人ホームのケアマネジャーにとって、施設のスタッフとの連携は欠かせません。他のスタッフと連携することによって、入居者の情報や施設のサービスを正確に把握できます。
また、ケアマネジャーが作成したケアプランが入居者にとって理想的であっても、介護職員の負担が大きすぎるものだと質の良いサービスを継続して提供するのは難しくなります。
ケアマネジャーは、入居者やスタッフなど施設の全体のバランスを考えながら、入居者にとって最適なケアプランの実施とスタッフの無理のない働き方を両立させることが求められます。
介護付き有料老人ホームに勤務するケアマネジャーは、担当する件数が多いのが特徴です。
介護付き有料老人ホームに限らず、介護施設で働くケアマネジャーの人員基準は、入居者100人に対してケアマネジャーが最低1人と定められています。そのため、施設ケアマネジャーは、規模の大きな施設では1人で最大100人を担当することもあります。
施設ケアマネジャーが担当するのは勤務する施設内の入居者のみなので、施設内を巡回してケアプランの作成に必要な情報を得ます。巡回し、効率的にケアプランを作成することができるため、居宅ケアマネジャーよりも担当の件数の上限が多く設定されています。
介護付き有料老人ホームのケアマネジャーは、ケアプランの作成以外にも仕事があります。
介護付き有料老人ホームは、24時間介護職員が常駐することで入居者に対して身の回りのお世話をしたり、介護サービスを提供したりします。そのため、施設によってはケアマネジャーが介護職員を兼務することもあります。
また、ケアマネジャーは事務所内でケアプランを作成しているため、事務所での来客対応や電話対応、書類作成業務などの事務系の業務を任されることもあります。
介護付き有料老人ホームで勤務しているケアマネジャーは、勤務する施設の入居者へケアプランを作成します。ケアマネジャーは、入居者やその家族の話を聞き、何気ない会話や行動から入居者の希望や状態を確認し、新しいケアプランを作成して入居者がよりよい生活ができるよう配慮します。ケアプランは6ヵ月ごとの更新が必要で、入居者に変化や新たな希望があると変更が必要です。
介護付き有料老人ホームに限らず、介護施設で働くケアマネジャーの人員基準は、入居者100人に対してケアマネジャーが最低1人と定められています。そのため、施設ケアマネジャーは、規模の大きい施設では、1人で最大100人を担当することもあります。施設ケアマネジャーは施設内を巡回し、効率的にケアプランを作成することができるため、担当の件数の上限が多く設定されています。
介護付き有料老人ホームで勤務するケアマネジャーは、勤務する施設によっては、ケアマネジャーが介護職員を兼務することもあります。介護付き有料老人ホームは24時間介護職員が常駐することで入居者へ身の回りの世話や介護サービスなどの提供をおこなうため、介護職員の人手を増やすためです。また、事務所での来客対応や電話対応、書類作成業務などの事務系の業務を任されることもあります。
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