東京都23区に住んでいる要介護認定を受けた高齢者が、日常生活に求めていることはどんなことなのでしょうか?
ニッセイ基礎研究所は、東京都23区における要介護高齢者の生活ニーズの優先度を明らかにするため、自治体が要介護認定者を対象に実施している「在宅介護実態調査」の結果を集計し、回答を独自の方法でランキングしました。
このランキング調査は、要介護認定を受けた高齢者自身が日常生活を送るうえで困っていることや提供してほしいサービスについて把握することを目的に実施したそうです。
ニッセイ基礎研究所は、東京都区部に居住する要介護認定を受けた高齢者の生活ニーズに関する調査を行いました。結果は次の通りです。
今回の生活ニーズランキング調査の結果では、1位が「送迎や公共交通の充実」という移動手段の確保に関するニーズ。2位の「外出同行、付き添い」では、外出時の介助や付き添いなどのサービスが必要なことが明らかになりました。そして3位に「買い物」がランクインしたことも、重ねて移動支援の重要性、優先度の高さを示していることが分かります。
このように、1〜3位で「送迎」や「外出同行」「買い物」という移動に関わるニーズがランクインしました。公共交通が発達している東京であっても、身体的自立度や認知機能が低下している要介護高齢者にとっては使いやすいものではないようです。そのため、介助や付き添い付きの移動サービスを必要としている人が多いことがわかりました。
日常生活に介助の必要な高齢者が地域で安心して暮らし続けていけるように、使いやすい移動サービスが拡充されることを期待したいですね。
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