心臓病や脳卒中そして糖尿病。これらの病気に対する不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
しかし、上記の病気は十分な睡眠をとることで、ある程度リスクが抑えられるという研究があります。その研究の一部と、睡眠の質を高めるにはどのような方法があるのかを紹介します。
欧州心臓病学会の発表によると、夜によく眠れていない人は、心臓病や脳卒中のリスクが高くなるとのこと。睡眠を改善することで10人に7人が心血管疾患を予防できる可能性があることがわかりました。
この研究の参加者の睡眠を解析した結果、最も良い睡眠が取れていた人は睡眠の質が悪かった人に比べ、心臓病または脳卒中のリスクが75%減少したそうです。
糖尿病リスクは、毎日7~7.5時間の睡眠を取っている人がで最も低いことを、新潟大学の研究グループが明らかにしています。
また、睡眠時間が短いと糖尿病リスクが上がることもわかっています。45歳以下の若い人でも、睡眠が糖尿病に及ぼす影響は強かったという研究結果が出ているのですいます。
米ピッツバーグ大学の睡眠サーカディアン科学センターによると、日常生活で次のことを実行すると睡眠を改善しやすいそうです。
体内時計を整え体を快眠に導くために、毎日同じ時刻に就寝・起床をすると効果的です。
遅い時間に夕食をとると、胃の消化活動が活発になり結果として睡眠が妨げられます。
睡眠の質を高めるだけでなく、肥満や2型糖尿病の改善・予防にもつながります。
体の奥の体温である「深部体温」をいったん上げると、そのあとに下がって眠りに入りやすくなります。就寝1~2時間前が効果的です。
朝に太陽光を浴びると体内時計が24時間周期にリセットされます。起きたらまずカーテンを開けましょう。
年齢を重ねるごとにさまざまな病気のリスクが出てきます。ちょっとした生活習慣で病気のリスクが防げる可能性があるなら試してみるのもいいかもしれませんね。まずは自分や家族の睡眠から見直してみませんか。
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