日本で新型コロナが発見されてから2年以上が経ちました。依然として続いているコロナ禍により様々な活動が制限されている中で、身体を動かす機会が減って高齢者のフレイル(健康な状態と介護が必要になる状態の中間のこと)が増加しています。
今回は、豊中市(大阪府)のフレイル対策をご紹介します。
豊中市は、一般社団法人豊中市薬剤師会と共同で市内87ヵ所の「健康情報拠点薬局」において「薬局deフレイルチェック」を9月1日より開始することを決めました。
「健康情報拠点薬局」とは、豊中市の健康・医療・介護などの市政情報を発信する電子掲示板(デジタルサイネージ)を設置している市内の薬局のことで、今年6月に7ヵ所から87ヵ所に拡充しています。
「薬局deフレイルチェック」は、「健康情報拠点薬局」に設置している電子掲示板を活用しながら、薬局独自項目も加えて行われます。
電子掲示板に表示された質問に答えていくと、最後に結果判定が表示される仕組みです。
結果についての相談は薬剤師が対応するとともに、フレイル改善アドバイスが掲載されたチラシも配布。また、チラシに記載しているQRコードを読み取ることでもフレイルかどうかのチェックをすることができるそうです。
さらに、フレイルのチェックをしたい人は、薬の受け取り以外の機会にも薬局へ立ち寄ってチェックできるようになっています。
誰でも行く機会があり、さまざまな場所にある薬局での取り組みはとても便利ですね。薬の受け渡しを待つ時間などに、気軽にフレイルチェックができそうです。
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