糖尿病患者の3分の2が「糖尿病のせいで、気持ちが落ち込むことがある」と感じています。糖尿病とともに生きる人の多くが、心理的な負担に苦しめられているのです。糖尿病ケアを効果的に進めるには、体のケアだけでなく、こころのケアも必要です。
そこで今回は、今注目されている糖尿病ケア「心身プラクティス」というトレーニング法について紹介します。
「心身プラクティス」は、自分がストレスなどに対処しやすくなるためのトレーニング法で、代表的なものに「ヨガ」や「瞑想」があります。米国では、糖尿病患者において心身プラクティスが実践されており、2型糖尿病などの病気と闘うための方法として人気が高まっています。
2型糖尿病とは、食生活や運動不足、あるいはそれらに基づく肥満など、環境因子により起こる糖尿病のことです。
米国の研究グループは、ヨガや瞑想などのストレス軽減につながる行動が、血糖値にどう影響するかを調査。その結果、心身プラクティスを良好におこなうことが血糖値の大幅な低下につながることが明らかになりました。
特に「ヨガ」は、医師から処方された治療薬と同じくらいの効果が期待できるということが示されたということです。
10月10日は、「世界メンタルヘルスデー」です。世界保健機関(WHO)が協賛し、正式な国際デーとなっています。メンタルヘルスとは「精神面における健康」や「心の健康状態」を表す言葉で、世界規模で「メンタルヘルスケアの大切さ」が呼びかけられています。
こころの病気は身近な問題ですが、そのことに自分自身が気づいたり周囲の人が気づいたりすることは難しいものです。世界メンタルヘルスデーをきっかけに「自分のこころは大丈夫かな」「周囲でこころの不調を感じていそうな⼈はいないかな」などメンタルヘルスについて考えてみてはいかがでしょうか。
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