東京都高齢者福祉施設協議会は、今年の夏に新型コロナウイルスのオミクロン株が流行した第7波による、高齢者施設への影響を調査しました。
その結果、高齢者施設の入所者の感染者で入院を要請した人のうち、半分以上の人が受け入れ先を見つけられなかったことが判明しました。
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東京都高齢者福祉施設協議会は、都内の高齢者施設に対して施設が受けた第7波の影響を調査しました。
調査は9月に実施され、東京都内の高齢者施設571ヵ所のうち273ヵ所から回答を得ました。
この調査で回答を得た273ヵ所の施設のうち、159ヵ所の入所者がオミクロン株が流行した7~8月の間に新型コロナに感染したことが明らかになったのです。
その感染者は合計1795人。このうち施設側が入院を依頼したのは869人で、入院できたのはわずか299人でした。残りの570人は、病床がひっ迫しているなどの理由で入院の受け入れ先が見つからなかったそうです。
さらに、入院調整中に17人が死亡していたことも判明しました。
今年の冬は、インフルエンザと新型コロナの同時流行が予測されていて、これまで以上に病床がひっ迫するおそれがあります。
そのため、利用者を感染の危険にさらさないためにも、施設内の感染対策がより重要です。
そこで、全国老人福祉施設協議会は、以下の対策をそれぞれの施設で実施するように呼びかけています。
また、手洗いをする前に目や鼻など粘膜を触らないことも重要だそうです。
各施設でできる限りの感染対策をおこない、第8波に備えましょう。
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