大分県佐伯市に住む70代の女性が、偽の老人ホームの入所契約をめぐって、電子マネー20万円分をだまし取られたという詐欺事件がありました。
警察は事件の全容を捜査しています。
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警察によると、11月下旬に女性宅に1本の電話が入ったそうです。電話は不動産会社を名乗る男からで、「あなたの家の近くにできる老人ホームに入所しないか」というものでした。
女性が入所を断ると「では別の人が入所してもいいか」と言い、その電話は切れたそうです。
後日、今度は不動産会社の社員を名乗る男から電話がありました。その男は「あなた以外の人が入所することになっている。他の人に自分の名前を貸す行為は犯罪にあたる」と脅してきたのです。
それから「契約解除には20万円が必要だ」と金銭を要求。女性はそれに応じてしまい、コンビニで購入した電子マネーの番号を相手に伝えたそうです。
さらに女性は自身の口座に関する情報も聞かれ、それを不審に思い警察に相談。事態が発覚しました。
今回の事件を受けて警察は「老人ホームの入居を名目にして金銭を要求する行為はすべて詐欺だ」と注意を促しています。
こうした詐欺に遭わないためにはどうすれば良いのでしょうか?
消費生活センターによると、怪しい電話は相手にせずすぐに電話を切ってほしいとのことです。
また一度話を聞いてしまうと、さまざまな名目で脅され、その度に金銭を要求されます。だまされたとわかったときにはすでに業者と連絡が取れないことが多く、お金を取り戻すことは困難を極めるそうです。
消費生活センターは、「少しでも疑問や不安を感じたら、住んでいる自治体にある消費生活センターに相談してほしい」と呼びかけています。
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