朝日生命保険相互会社が、親の介護と認知症に関するアンケート調査を実施しました。
その結果、介護経験の有無によって、親の介護に必要な資金準備に大きな差があったことが判明したのです。
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アンケート調査は以下の要領で実施されました。
なお、アンケートはインターネット上でおこなわれたものを集計しています。
アンケートの中で「今後もし親が認知症になった場合、介護費用は全部でどれくらい必要になると思うか」と尋ねたところ、「わからない」と回答した人が約50%で最多に。具体的な金額を答えた人の中では、「11~50万くらい」という回答が1番多く、8.5%の人が該当しています。残りの人もそれぞれ必要だと思う金額を答えていましたが、0円から2000万円以上と、介護に必要だと思う金額に大きなバラツキが見られました。
また、介護経験がある人とない人でこの回答を比較しました。すると、介護経験がある人で「介護に必要な金額がわからない」と回答した人は27.3%なのに対し、介護経験がない人では56.5%が「わからない」と回答。介護経験がある人のほうが介護に必要な金額を理解していることが判明したのです。
さらに、「今後親が認知症になったときに備えて、資金を準備する必要があると思うか、また実際に準備しているか」という問いでは、「資金の準備は必要だと思うが、実際には準備できていない」という回答が半数以上を占めていたことが明らかに。「資金の準備は必要だと思うし実際に準備している」と回答した人はわずか13%程度にとどまりました。
この問いの回答も介護経験の有無で比べてみると、介護経験がない人ではわずか8.1%の人しか準備できていませんでした。しかし、介護経験がある人は31.1%が準備できていることが明らかになったのです。
以上のように、介護経験の有無で介護に必要な資金を準備できているかどうかに差が生じていることがわかりました。
親の介護が始まり、デイサービスなど施設の利用するとかなりの金額がかかります。いざ介護が必要になったときに慌てなくて済むように、現時点から少しずつ資金を貯めて、将来の出費に備えておくと良いかもしれませんね。
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