福井県警の調査で、県内の交通事故で死亡した人の数が統計を取り始めて最も少ない水準だったことが明らかになりました。
一方、交通事故で死亡した人の7割以上が高齢者だったことも判明。警察は高齢者の事故防止対策を強化するとしています。
福井県警の調査によると、2021年の福井県内で起きた交通事故で死亡した人の数は27人。これは、統計を取り始めた1948年以降最も少ない水準です。
しかし、死亡者27人のうち実に20人が65歳以上の高齢者だったことが判明しました。また、死亡事故の半数が高齢ドライバーが引き起こした事故だったことも明らかになっています。
このことを踏まえ、福井県警は高齢者の事故防止対策を強化するとしています。
高齢者の交通事故を減らすためには、どうしたら良いでしょうか?
これからも運転する予定のある高齢ドライバーには、「安全運転サポート車」の導入をおすすめします。
「安全運転サポート車」は、車線を超えそうになったら警報が鳴ったり、目の前に人や壁などが現れたら自動でブレーキが作動したりといった事故防止機能がついているため、普通車より安全に運転できます。
ただ、それでも完全に事故を防ぐことはできません。もし高齢のドライバー自身に、以前よりも集中力が低下したり視野が狭くなったりといった自覚があったら、早めに運転免許証を返納したほうが良いかもしれません。
免許証を返納したあとは、以下のようなサービスを活用すると良いでしょう。
都市部など公共交通機関が充実しているところに住んでいるならそれを利用すれば良いですが、バスやタクシーがほとんど走っていない過疎地では公共交通機関の活用が困難な実情があります。
その場合は、過疎地域の移動手段を確保するためにNPOなどが自家用車を用いて有償で運送する「自家用有償旅客運送」サービスを利用すると良いかもしれません。
各自治体は、高齢者が運転免許証を持っていなくても移動できるためのさまざまなサービスを打ち出しています。住んでいる自治体がどんなサービスを出しているか、一度見てみると良いですね。
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