山口県岩国市で起きた強盗未遂事件で運転手役を務めた男の初公判が、山口地裁で開かれました。
被告が起こした事件は、「ルフィ」と名乗る男が関与したとされる一連の強盗事件のひとつと見られています。
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起訴状などによると、被告は2022年の11月に、ほかの男4人とともに山口県岩国市にある会社役員の自宅に侵入したそうです。金品を盗もうとするも、家主が日本刀を持ち出すなどして抵抗に遭い、何も奪わず逃走したと見られています。
これだけではありません。
被告はその日のうちに、「ルフィ」と名乗る男から別の指示を受けて、今度は岡山県総社市に住む89歳の女性から現金をだまし取った疑いも持たれているのです。
起訴状によると、被告は警察官になりすまして高齢女性からキャッシュカードをだまし取り、現金およそ120万円を引き出したそうです。
以上のような起訴内容に対し、被告は「間違いない」と容疑を認めています。
1月30日、今度は茨城県でも別の強盗事件が発生しました。
警察の調べなどによると、30日の午後11時30分ごろ、会社員の男性が車で移動していると別の車2台が前後から男性の車を挟む形でやってきたそうです。
会社員の男性の車が停止すると、男が車から出てきて男性に金品を要求。現金約37万円が入ったバッグを奪い、男らは逃走したそうです。
この強盗事件を起こした犯人は3人組の男と見られています。警察は、「ルフィ」と名乗る男が関与したと思われる、一連の強盗事件との関係も視野に捜査を進めています。
全国で強盗や詐欺が後を絶ちません。高齢者は、警察などを名乗った犯人による詐欺事件に巻き込まれるケースが多いです。怪しい電話がかかってきたらすぐに応じず、警察や周囲の人に相談すると良いですね。
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