厚生労働省は5月8日、これまで新型コロナの感染対策の観点からおこなっていた、介護度を判定する認定審査会の簡素化を認める方針を、今後も継続していくことを明らかにしました。
オンラインで会議をしたり会議の日程を短縮したりすることで、業務の効率化を図るねらいがあります。
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そもそも認定審査会とはどのようなものなのでしょうか?
認定審査会とは、介護が必要になった高齢者などが、実際にどのくらいの支援を必要としているかを判定する機関のこと。コンピューターによる一次判定がおこなわれたあと、医療や介護の専門家が集まり、対象者の介護度を最終的に判定します。
介護度は軽度なものから、非該当(自立)、要支援1~2、要介護1~5の8段階に分類。これらの介護度をもとに、ケアマネジャーがケアプランを作成します。
2023年5月8日、厚生労働省は業務の効率化を図るために、今後もオンライン会議システムなどを利用した認定審査会の開催を認めることを明らかにしました。
また、これと同時に判定の質を落とさずに簡素化した認定審査会を実施する方法とその留意点をまとめた取り組み事例も全国の自治体に向けて通知。それによると、「審査会の回数が減って審査委員の負担が軽減した」という声がある一方、「事前準備に手間がかかり、事務局の負担はかえって増えた」という意見もありました。
これから高齢化社会がますます進展することが予測されています。ケアを必要とする高齢者を素早く適切な福祉につなげるためにも、認定審査の効率化をさらに進めていってくれると良いですね。
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