2023年4月17日、厚生労働省が日本国民の平均寿命をまとめた「市区町村別生命表の概況」の最新版(2020年時点)を公表。これによると、住む地域ごとに平均寿命が大きく変わることが明らかになりました。
Contents
4月17日、厚生労働省が2020年時点での日本国民の平均寿命をまとめた生命表を公表。今回、公表された生命表は、国政調査結果と人口動態統計に基づく完全版で5年に1度更新されるものです。
生命表によると、2020年における日本全体の平均寿命は男性が81.56歳、女性が87.71歳であることが明らかになりました。
平均寿命を都道府県別に見ると、最も長生きする人が多いのは、男性では滋賀県の平均寿命82.73歳。一方、女性では岡山県の平均寿命88.29歳でした。
逆に、最も短命だった県は男女とも青森県であることが判明。男性の平均寿命は79.27歳で、女性は86.33歳でした。
最も平均寿命が長い県と最も短い県を比較すると、男性では3.46歳、女性では1.96歳の開きがあることがわかりました。
平均寿命を市区町村別に見てみると、さらに大きな差があることが明らかになりました。
最も長生きする人が多い地域は、男女ともに神奈川県横浜市麻生区で、男性が84.0歳、女性は89.2歳でした。
一方、最も短命な人が多いのは、男女ともに大阪府大阪市西成区。男性の平均寿命はわずか73.2歳、女性は84.9歳であることが判明しました。
最も長生きする人が多い地域と最も短命な人が多い地域とで平均寿命を比べてみると、男性では10.8歳、女性では4.3歳と、住んでいる地域によって平均寿命が大きく異なることがわかります。
また、平均寿命の下位5つは、男女ともに大阪府と青森県が占めていたことも判明しました。
住んでいる地域によって、平均寿命に差が生まれる理由は明らかになっていません。ただ、もしかすると、地域ごとの所得差が平均寿命にも反映されている可能性もあるかもしれませんね。
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面など様々な方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。