マジシャンのマギー司郎さんの弟子であり、認知症サポーターでもあるマギー塁さんが静岡県焼津市の高校生らとともに、認知症の啓発活動をおこなうグループを立ち上げました。
マギー塁さんは、指先を使うマジックの動作に着目。指先を頻繁に使うことで認知機能の維持と改善につながるのだそうです。
今後、高齢者や地域住民との交流の場を月1回設けて、マジックなどを通じて認知症の理解促進を目指していくとしています。
マギー塁さんが立ち上げた、認知症の啓発活動をおこなうグループの名前は「まあ、えーらの会」。メンバーはマギー類さんのほかに、高校生が2人と72歳の男性、80歳の男性の計5人で構成されています。
「まあ、えーらの会」は、マギー塁さんと高校生が会合で意気投合したことがきっかけ。それから、趣旨に賛同した認知症サポーター仲間を集めて「まあ、えーらの会」を結成したのだそうです。
また、若い世代にも認知症を理解する機会をつくることが大切だと思い、高校生2人もメンバーに加えたと言います。今後はほかの同級生にも声をかけ、地域の高齢者と交流を図っていきたいとしています。
「まあ、えーらの会」を結成した5人は、まず認知症の啓発を目的としたオリジナルLINEスタンプを制作。計16種類のデザインを用意したそうです。
マギー塁さんは「認知症になっても安心して暮らせる街づくりに、得意分野が役に立てば」と話しています。
この度、「まあ、えーらの会」がイベントを焼津市の市民活動交流センターで開催。メンバーがカードや絵本などを使ったマジックを披露したり、参加者全員で簡単なマジックに挑戦したりしました。
真打ちとして登場したマギー塁さんは、封筒とリボンを使った手品を紹介。マギー塁さんの手本に続いて、参加者が即興で披露することもあったそうです。
また、メンバーのひとりが考案したという体操も実施。「手のひらを太陽に」のメロディーに合わせて、参加者みんなで手を動かしたと言います。
指先を動かすことで認知機能の維持や改善につながることは、これまでに多くの研究で示されています。機能訓練は楽しみながら続けられることが大切。「まあ、えーらの会」の活動のように、楽しみながらできる取り組みがほかの地域でも広まっていくと良いですね。
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