本来大人が担うべき家族の介護やケアをおこなう「ヤングケアラー」を支援するため、東京都町田市は2023年10月1日から、LINEにて相談窓口を設置することを明らかにしました。
無料相談のほかに、過去にヤングケアラーだった人の体験談やコラムも閲覧できるといいます。
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そもそも、「ヤングケアラー」とは、どのような人々なのでしょうか?
こども家庭庁によると、ヤングケアラーとは、家族にケアを要する人がいる場合に、本来は大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的におこなっている、18歳未満の子どものことだといいます。
ヤングケアラーが担っているとされる、具体的な仕事の例は以下のとおりです。
以上のような問題を抱えるヤングケアラーの子どもたちを支援するために、東京都町田市は2023年10月1日からLINEにて相談窓口を設置することを明かしました。
10月1日からまちだ子育てサイトに公開される、案内ページにしたがってLINEの友だち追加をおこなうと、過去にヤングケアラーだった人の体験談やコラムを閲覧することが可能に。また、「自分もヤングケアラーかもしれない」と思っている子どもたちが、無料かつ匿名で元ヤングケアラーのカウンセラーに相談できるといいます。
相談者からのメッセージ送信は、24時間365日いつでも可能。ただし、カウンセラーが対応できるのは、平日の午前11時〜午後8時の間だそうです。
ヤングケアラーの実態は年々明らかになりつつありますが、支援の手が届きにくい実情があります。今回の町田市の取り組みが全国的に普及していけば、よりスムーズに子どもたちに支援を届けることができるようになるかもしれませんね。
参考:「ヤングケアラーについて」(こども家庭庁)
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