リンナイ株式会社は、高齢者や認知症の人でも使いやすいガスコンロ「AFULL+(セイフル・プラス)」の発売を発表しました。
セイフル・プラスは、2020年にリンナイ株式会社から発売されたガスコンロ「SAFULL(セイフル)」をベースに、より高齢者や認知症の人向けに改良したものになっていると言います。
2024年2月1日、リンナイ株式会社は「消し忘れ消火機能」や「早切れ防止機能」を搭載したガスコンロ「SAFULL(セイフル)」の次世代機「SAFULL+(セイフル・プラス)」を発売しました。
セイフル・プラスには以下の機能が追加されています。
セイフル・プラスは、認知症の人の声や、認知症の人が実際に料理をしている姿をモニタリングして商品開発をしました。これまでの商品開発では自社の社員が料理をしてモニタリングをすることが多かったのですが、認知症で、かつ自宅で日常的に料理をしている当事者がモニタリングに参加したのは今回の商品開発が初めてだそうです。
高齢であることや認知機能の低下を理由に、「ガスコンロは危ない」と家族が心配し、ガスコンロをIH調理器に変えたり、そもそも料理自体をやめさせられてしまう人もいるかもしれません。しかし、料理は自然と身体や頭を動かすので認知症の予防につながります。
料理のなかで認知症予防になると考えられるのは、例えば以下の行動です。
料理には頭を働かせるポイントがたくさんあります。また、食材を切ったり、こねるなどの作業により手や指先を使うことで多くの刺激を脳に与えられます。
「高齢だから」「認知症だから」と日常生活に制限が出ることもあるでしょう。しかし、高齢や認知症の症状があっても環境を整えることで、できることはたくさんあります。毎日の生活を工夫しながら認知症予防をしていけると良いですね。
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