新たな研究で、「年齢を重ねることに前向きな人」はそうでない人に比べて、糖尿病、心臓病、脳卒中、がんなどの慢性疾患、認知症などのリスクが低いことがわかりました。
この研究は、50歳以上の約1万4000人を対象にアメリカでおこなわれました。
今回の研究ではアメリカに住む50歳以上の約1万4000人を対象に4年間の全死亡リスクを調査。すると、歳を取ることに対して満足度の高い人は、そうでない人に比べて、糖尿病、心臓病、脳卒中、がんなどの慢性疾患、認知症など、さまざまな原因による死亡リスクが43%も低いことがわかりました。
年齢を重ねることに前向きな考えを持っている人は、普段の生活も前向きに捉えており、以下のような傾向が見られました。
アメリカの健康研究所がおこなった別の研究では、「高血圧や糖尿病などの慢性疾患があることが、健康的に年齢を重ねることの妨げにはならない」と結論を出しています。健康に長生きするために大切なのは身体的な健康だけではなく、ストレスを管理したり、社会的なつながりを持つなど、精神面で前向きになることが重要なのです。
今回の研究をおこなった研究者は「健康に年齢を重ねるために大切なこと」として以下を勧めています。
人生を前向きに…と考えると難しく感じる人もいるかもしれません。毎日の生活の中で散歩を日課にしたり、バランスの取れた食事をするように心がけたり、できることから始めるのが良いですね。
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