内閣府が高齢者の生きがいと交友関係について調査したところ、「親しくしている友人・仲間を持っているか」という質問に「たくさん持っている」と答えた人の中の55.6%の人が十分に生きがいを感じていることがわかりました。
内閣府が発表した「令和4年版高齢社会白書」では、65歳以上の高齢者の生きがいと交友関係について調査。「親しくしている友人・仲間を持っていると感じるか」という質問では、「普通に持っていると感じる」と答えた人が最も多く39.1%、「少し持っていると感じている」と答えた人は35.1%、「たくさん持っていると感じる」と答えた人は5.3%と、半数以上の人が友人・仲間を持っていると感じていることがわかりました。
また、「親しくしている友人・仲間を持っていると感じるか」という質問の回答別に生きがいを感じる程度について調べたところ「生きがいを十分に感じている」と答えた人は以下の割合となりました。
今回の調査結果から、交友関係を持っている人の方が交友関係が薄い人に比べて、より人生に対して生きがいを感じていることがわかります。
若い頃には友人や仲間がたくさんいたとしても、年齢を重ねるうちに結婚や出産、仕事の定年など生活環境が変わるにつれ、友人と疎遠になることもありえます。昔からの友人を大切にするのも良いですが、近所に住む同年代の人や同じ趣味を持つ人と交友関係を深めるのもおすすめです。
高齢になってから交友関係を広げるには以下がおすすめです。
「友人を作る」と考えると話し掛けるのに緊張してしまう人もいるでしょう。まずは挨拶から始めて少しづつ交流を増やしていくのが良いですね。
交友関係が広まれば、生きがいを感じるだけでなく、仕事や活動を通して認知症予防やフレイル予防ができたり、社会からの孤立も防げます。毎日の中で人と過ごすことで「楽しい」と感じる瞬間が増えるのは良いですね。
参考:「令和4年版高齢社会白書」(内閣府)
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