昨年2月、八王子市で実証実験を開始した認知症予防アプリの「脳にいいアプリ」。今月20日から、アプリ内で貯めたポイントをPayPayで利用できるようになったそうです。
このアプリでは、歩いたり、食事を記録するなど、認知症予防につながる活動をすると「健康ポイント」が溜まります。そのポイントをPayPayボーナスに変換することで、対応するさまざまなお店で利用できるようになります。
昨年2月から八王子市と連携している「脳にいいアプリ」とは、ベスプラが提供する脳の健康維持・増進アプリです。
このアプリは、科学的に認知症予防に良いとされている「運動」「食事」「脳刺激」「ストレス緩和」「社会参加」の5つの要素を組み込み、手軽に認知症予防をできる内容になっています。
例えば、運動には「ウォーキングチャレンジ」が組み込まれ、仮想の散歩コースに挑戦。東海道五十三次コースや四国お遍路コースなどが設定されており、歩数に合わせてアプリ内のコースが進んでいきます。
また、脳の健康に良いとされる食品をその日に食べたのか、アプリに記録ができます。食べた品目をタップするだけの簡単な操作で、手軽に食事管理ができるようになっています。
このような認知症予防の活動をすることで、アプリ内で健康ポイントが貯まります。そのポイントは、八王子市内の協力店や地域のイベントで利用が可能。さらに今回、PayPayボーナスに変換できるようになったので、コンビニなどの幅広い店舗で利用が可能になりました。
「脳にいいアプリ」には、さまざまな機能が搭載されています。例えば、間違い探しなどの脳トレ、薬の飲み忘れ防止機能、自分の認知機能を確認できるテストなど、まだまだ元気に活動したい高齢者が求めている機能が詰め込まれています。
それだけに、「どれだけ高齢者が使いこなせるのか」という点が気になるところですが、それぞれの画面をシンプルにして、使いやすくする工夫はされているようです。
運動や脳トレなど、認知症予防のために気をつけている人は多いのではないでしょうか。それらを1つのアプリで完結できるのは、便利で継続がしやすいですね。
そういった活動がポイントとして買い物に使えるのは、認知症予防を継続する意欲にもつながるのではないでしょうか。
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