ロボットに介護される未来が近づいているのかもしれません。
今月14日、東北大学が介護ロボットの開発支援拠点を開設したことを発表。その拠点の一角に、企業が開発した介護ロボットの検証ができるよう介護現場を再現したスペースを作りました。
2030年までに、AI(人工知能)ロボットを介護現場に本格導入することを目標に掲げています。
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東北大学が開設したのは、「青葉山リビングラボ」という介護ロボットの研究開発拠点です。
ここには、250㎡のスペースに介護施設の環境を再現。寝室や玄関、浴室などを実際の施設と近づけることで、開発されたロボットが活用できるかどうかの検証ができるようになっています。
この「リビングラボ」というのは、厚生労働省が実施する「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム構築事業」というプロジェクトの一環。介護ロボットの評価や検証を実施することで、開発普及を加速させることが目的の事業です。
この施設を活用して、介護ロボットを開発している企業と介護現場のニーズをつなげ、介護サービスの質が向上することも期待されています。
また、3月末には在宅介護の環境を再現したスペースも完成する予定。より多様な介護ロボット開発の支援につながりそうです。
介護ロボットの開発には多くの企業が取り組んでいますが、本格的に導入しているのはごくごく一部の施設です。
それは導入コストの問題もありますが、現場のニーズに合ったロボットが少ないことも理由のひとつとしてあるのかもしれません。
そのため、青葉山リビングラボのような設備が増えると、開発企業にとっても介護施設にとっても助かりますよね。
ちなみにリビングラボは全国にあり、青葉山リビングラボで8ヵ所目。東北初のリビングラボだそうです。
2030年までにAIロボットを本格的に介護現場に導入することを目指しているそうなので、さらに多くの企業がより良い介護ロボットを作る場所となると良いですね。
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