訪問介護専用の記録アプリ「スマイリオ」と、介護保険業務支援システムの「すこやかサン」が連携することを発表しました。
そのため、アプリで記録した内容を自動で請求システムに反映。手書きでの転記ミスや手間がなくなるとのことです。
シスラボ社の「スマイリオ」とEMシステムズ社の「すこやかサン」が、自動連携を開始しました。
スマイリオは、訪問介護に特化した記録アプリ。訪問予定時間や現地の地図、利用者の情報情報も一目でわかるようになっています。
特に記録画面では、「身体の状態」「様子」「時間帯」などをタップすることで、AIが自動で文章を作成。スマホでの文字入力が苦手な人や外国人スタッフも使いやすい設計です。
このアプリで記録した内容や実績は、リアルタイムでサービス提供責任者が確認可能。適宜修正もできるそうなので、記録確認作業も効率化できるようです。
このアプリと請求システム「すこやかサン」を連携させることで、請求システム側で一括管理している利用者データなどを自動でアプリに反映。アプリやスマホ自体にデータが残らないので、スタッフがスマホを落としても利用者の個人情報が流出する恐れがないとのことです。
また、利用者情報といった基本情報やスケジュールなどの基本データを請求ソフト側から記録アプリにインポートすれば、すぐにアプリで記録が開始できるとのこと。再度、アプリで基本データを入れる手間が省けます。
記録アプリと請求ソフトが自動で連携することで、訪問介護の事務業務をスピーディーにおこなえるようになるそうです。
介護業務の効率化やIT化について、その注目度が上がっています。
というのも、2021年4月からLIFE(科学的介護情報システム)の運用が開始されたためです。
これは、介護を経験だけでおこなうのではなく、データ分析に基づいて実施するという取り組み。データの集積や分析を進めることで、介護サービスの品質を向上させる目的があります。
このLIFEシステムを活用するために、LIFEに対応したシステムを導入する介護事業所も増えてきています。
それだけではなく、紙で請求・記録業務をしていた場合、転記ミスが発生したり、作業のために残業せざるを得ないということも。これらの業務をIT化することで、業務量や残業時間の減少も望めるかもしれません。
つまり、サービスの質と業務効率の向上という2つの面で、IT化は有効なのかもしれないですね。
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