常に人手が足りていない状況の介護現場。なかでもデイサービスなどの通所サービスは、朝夕の送迎業務がケアの負担になっている事業所もあるのではないでしょうか?
そこで、ダイハツは通所介護の共同送迎サービス「ゴイッシヨ」をスタート。地域の通所介護事業所の送迎を外部団体が一括でおこなうことで、効率的な送迎と、介護事業所の負担を軽減します。
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ダイハツは通所介護の共同送迎サービス「ゴイッシヨ」を本格スタートさせました。
このサービスは、地域の通所介護の送迎業務を外部団体が取りまとめて一括でおこなうことで、送迎の効率化や通所介護事業所の業務負担を軽減するものです。
具体的には、ダイハツが自治体と連携して地域の通所サービス事業所の送迎に関する課題を把握。運営マニュアルの構築や交通事業者との調整も同社がサポートします。
また、複数の介護事業者にまたがった連携が必要となると送迎計画の作成や運行管理が複雑になると考えられますが、それをダイハツの共同送迎運行管理システムが解決するそうです。
例えば、複数の事業者・利用者からの予定の受付、運行団体・介護事業者・ドライバー端末の情報の連携などによって簡単に管理ができるそうです。
そのため、送迎計画は1日ごとに作成され、急なキャンセルや遅延の情報もすぐに共有。運行状況も常に最新の情報に更新されます。
ダイハツによると、2020年に香川県三豊市でおこなった実証実験では1施設あたりの送迎時間を1日平均75分も短縮。一括で送迎業務をすることで、使用車両数を約20%削減できたそうです。
さらに、90%以上の事業所が業務負担の軽減を実感。夕方の掃除の効率が上がったり、事務作業に使える時間の増加といったメリットを感じているとのことです。
デイサービスなどの通所サービスには送迎業務がつきものですが、それを負担に感じている事業所や介護職員も多いようです。
事業所のなかには専任の送迎ドライバーがいる場合もありますが、そういった施設は多くはなく、介護職員が送迎業務も担っているケースが大半です。
そのため、運転に自信がない介護職員の場合、事故を起こすことへの不安がストレスになってしまうこともあります。
そうしたことをふまえると、職員の定着率を上げるためにも送迎業務を外部に委託する仕組みがあると良いのかもしれませんね。
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