「センチナリアン」という言葉を知っていますか?これは100歳以上の人のことを表す言葉で、日本語では「百寿者」とも呼ばれます。ちなみに、110歳を越えた人は「スーパーセンテナリアン」と呼ばれています。
2020年の国勢調査によると、日本には約8万人ものセンチナリアンがおり、その数は増加しています。
世界的にもセンチナリアンは増加傾向。そのなかでもブラジルでは、100歳を越えても現役で働き続ける男性がいることや122歳の女性がいることが報じられました。
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ブラジルには、103歳で正規労働者として現役で働き続けている男性がいます。
その男性の名前は、ジョゼ・ベルナルド・ダ・シルヴァさん。2009年から働き始めたスーパーで現在も元気に働いています。
ベルナルドさんが働いているスーパーによると、彼はブラジル最高齢の正規労働者。毎朝6時に起きると朝食をとって仕事をし始めるそうです。
さらに、ブラジルにはスーパーセンテナリアンを越える122歳の女性がいることもわかりました。
それはマリア・ゴメス・ドス・レイスさん。これまでブラジル最高齢は121歳の女性とされていましたが、レイスさんが122歳であることが判明したため、レイスさんが世界最高齢である可能性が出てきたそうです。
ちなみに、日本の最高齢は115歳の巽フサさん。大阪府柏原市の特別養護老人ホームで暮らしています。
現在は寝たきりで会話がほとんどできない状態ですが、9年前に入居した際は車いすに乗って体操をしたりと元気な様子だったそうです。
1世紀以上を生き抜いたセンテナリアンやスーパーセンテナリアン。その長寿の秘訣を解明するために、多くの研究機関が調査をおこなっています。
慶応義塾大学の研究によると、特にスーパーセンテナリアンの特徴のひとつに認知機能が保たれていることがあるそう。100~104歳で亡くなった人、105~109歳で亡くなった人、110歳以上まで長生きした人の100歳時点での認知機能を比較すると、110歳を越えて長生きした人が最も認知機能が高いという結果になりました。
ブラジルのベルナルドさんのように100歳を越えてからも働き続けるのは難しいかもしれませんが、いつまでも元気でいるためには頭を使って認知機能を維持することを心掛けるのが良いのかもしれませんね。
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