田中 達也さんの
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大学卒業後、カンボジアに移住。NGOスタッフとして現地の子どもたちに日本語を教える。帰国後、2年にわたりグループホームの職員として認知症介護に従事した後に独立。現在はフリーライターとして、介護業界や海外観光などに関わる記事を執筆している。保有資格:介護職員初任者研修修了、日本語教師養成講座修了。
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高齢者にも優しいアイテムを紹介!書籍「『大人暮らし』の無印良品」

2023年10月24日、主婦の友社は50・60代以降の世代に向けて、無印良品のアイテムで暮らしを整えることを目指した書籍「『大人暮らし』の無印良品」を発売。本書では、無印良品のアイテムで快適な暮らしを実現した8人が取り上げられています。 無印良品の収納アイテムですっきり空間に 主婦の友社は10月24日、「『大人暮らし』の無印良品」と題した書籍を発売。無印良品の商品を上手に活用してすっきりとアイテムを収納している8人を取材し、その内容をまとめたといいます。 例えばとあるギャラリーオーナーは、家じゅうの引き出し内の整理に無印良品の収納アイテムを使い、心地よい居住空間をつくっているのだそう。本書ではほかにも、無印良品の収納アイテムを駆使して使いやすいキッチンを実現しているアイデアなどが掲載されているといいます。 シニア世代にちょうどいい量の食品なども紹介 「『大人暮らし』の無印良品」では、毎年充実度が増している無印良品の食品も紹介。若い頃よりも食べられなくなったシニア世代でも無理なく食べられる量が人気の理由だといいます。 また、50~60代以上の人に最適な無印良品のファッション着こなし術や無印良品の防災グッズを紹介するコーナーなども誌面に設けてあります。 認知症初期の人が自立生活を続けていくために 認知症初期の人や認知症の前段階である軽度認知障害の人が長く健やかに暮らしていくためには、自立生活の維持が不可欠です。なるべく介護を受けることなく暮らせるように生活を工夫することで、心身機能の維持が期待できます。 そのために大切なのが、身の回りを整理整頓し、料理などの作業に集中できる環境を整えること。今回紹介した書籍のテクニックをうまく活用することで、より高齢者の生活が暮らしやすいものになりそうですね。
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高齢者でも使いやすい!?気軽にキャンプやバーベキューが楽しめる!

グランピング施設の開発支援などを手がける株式会社ユースリーは、今回初めて開業するグランピング施設「Flat Glamping Nagasaki」の予約受付を開始したことを発表しました。 施設全体を通して、身体機能が衰えた高齢者や障害のある人が使いやすいユニバーサルデザインなのが大きな特徴。2023年12月16日にオープン予定だそうです。 新しいグランピング施設はユニバーサルデザイン ユースリーは、今回初めて手がけるグランピング施設「Flat Glamping Nagasaki」の予約受付を開始したことを明らかにしました。 「Flat Glamping Nagasaki」のオーナーを務める宮田貴史氏は理学療法士でもあり、その専門的知見をもとにだれもが楽しめる「ユニバーサルデザイン」の空間設計をおこなったといいます。 ユニバーサルデザインとは、健常者はもちろん、高齢者や身体障害がある人も安全かつ快適に使えるデザインのこと。例えば「Flat Glamping Nagasaki」では、施設全体でスロープでの移動を可能にしたり上体を起こすのが難しくなった高齢者でも置きやすいリクライニングベッドなどを導入したりしているそうです。 朝日を眺めながらコーヒーを堪能できる ユースリーが今回新たに開くグランピング施設の概要は以下のとおりです。 施設名:Flat Glamping Nagasaki 開業日:2023年12月16日 住所:長崎県長崎市長浦町1812-17 設備:ドームテント内にプライベートウッドデッキ、個別シャワー、バスタブ、トイレ付き 施設では、必要に応じてベッド柵や点滴スタンドなどの福祉用具のレンタルが可能。手すり付きのお風呂や車椅子ごと入りやすいトイレなど、高齢者も使いやすい設計になっているといいます。 また、「Flat Glamping Nagasaki」から大村湾が臨めるといい、朝日を眺めながらコーヒーを飲むこともできるそうです。高齢者が過ごしやすい新しい形のグランピング、気になった方は予約してみてはいかがでしょうか。
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関節の軟骨成分が認知症を予防!?意識してグルコサミンを摂取しよう

新たな研究で、人体の関節軟骨の成分である「グルコサミン」を習慣的に摂取すると、脳梗塞などが原因で発症する血管性認知症の発症リスクが低下する可能性が示されました。 この研究は中国の南方医科大学の研究グループによっておこなわれ、その研究結果は「Alzheimer's Research & Therapy」という学術誌に掲載されています。 20万人以上を対象に調査を実施 研究グループは今回、イギリスの大規模データベースである「英国バイオバンク」に登録されている、60歳以上の高齢者21万4945人を対象に調査をおこないました。事前調査によると、このうち5万2893人が習慣的にグルコサミンのサプリメントを摂取していることがわかりました。 その後、研究グループは平均して12年にわたって追跡調査を実施。この期間中に認知症になった人は、グルコサミンを日常的に摂取しなかったグループで2935人、日常的に摂取していたグループで842人いました。 グルコサミンの摂取が血管性認知症の予防に 研究グループが調査データを統計的に解析した結果、グルコサミンを習慣的に摂取していた人はそうでない人に比べて、脳梗塞などが原因で発症する「血管性認知症」の発症リスクを抑えられる可能性が示されました。また、カルシウムの補給を平行しておこなっていた人では、その傾向がより顕著にみられることもわかりました。 一方、前頭側頭型認知症や認知症患者の半分以上を占めるアルツハイマー型認知症とグルコサミンの摂取との間には相関性がみられなかったことも判明しました。 以上の結果を踏まえ、研究グループは「高齢者の習慣的なグルコサミン摂取は血管性認知症のリスクを下げる可能性が明らかになった。今後、ほかの研究でも同様の結果が示されれば、高齢者に対して継続的にグルコサミンを投与することで血管性認知症の発症を予防できるようになるかもしれない」と述べています。 グルコサミンは食品で摂取しにくい成分のひとつ。関節の摩耗を抑える効果も期待できるため、気になる方はサプリメントを試してみても良いかもしれませんね。 参考:「高齢者集団におけるグルコサミンの習慣的使用、APOE遺伝子型、原因特異的認知症の発症リスク」
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ゼリーで栄養補給!?少量で簡単に栄養補給ができるカップゼリー

2023年10月10日、健康食品や栄養補助食品の開発・販売をおこなっているネスレ・ヘルスサイエンス・カンパニーは、新たに少量でエネルギーを補給できるゼリー「アイソカルゼリー もっとハイカロリー」を発売しました。 担当者は「医療・介護現場はもちろん、在宅で食事量が気になるときや栄養補給が必要な方々に、手軽にエネルギーを補給いただけるように貢献していく」と述べています。 「アイソカル」ブランドに新シリーズが登場 ネスレ・ヘルスサイエンスが手がける栄養補助食品ブランド「アイソカル」に新シリーズが登場しました。その名も「アイソカルゼリー もっとハイカロリー」。標準的なスプーンで12口分にあたる50gで、200kcalのエネルギーを補給できるそうです。 また、フレーバーもりんご、パイナップル、バナナ、ピーチヨーグルトの4種類を用意しているといいます。 「アイソカルゼリー もっとハイカロリー」の特徴は、MCT(中鎖脂肪酸油)が含まれていること。MCTとは、ココナッツ油やパーム核油に含まれる成分で、一般的な油よりも素早く分解・吸収されてエネルギーになりやすいという性質があります。 担当者は「食事でエネルギーが足りているか不安な方の効率的なエネルギー補給におすすめだ」としています。 深刻な高齢者の低栄養 高齢者の食生活は、かむ力・飲み込む力、筋力といった身体機能、ストレスをはじめとした精神的側面など、さまざまな要因の影響を受けます。中には、それらの影響を大きく受けて食欲が低下し、食事の摂取量も減り、低栄養を招いてしまうケースも少なくありません。 栄養が足りなくなると、感染症にかかりやすくなったり転倒や骨折のリスクが増加したりと、健康障害を引き起こしやすくなります。健康障害が起きると、外出もよりおっくうになってこもりがちになり、エネルギーを消費しないから食欲もわかず、さらに低栄養状態が進行する…と負のスパイラルに陥るリスクが高まります。 今回紹介した「アイソカルゼリー もっとハイカロリー」のような商品があれば、食事量が減ってしまった高齢者でも手軽にエネルギーを補給でき、負のスパイラルから脱却しやすくなりそうですね。
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かるたで喉を鍛える!?遊びながら楽しく飲み込む力を鍛えよう

声で心を整える「声ヨガ」の普及をおこなっている一般社団法人日本声ヨガ協会は、高齢者の飲み込む力を鍛える「喉トレ健康かるた」の開発に着手することを明らかにしました。 喉トレ健康かるたの開発にあたって、日本声ヨガ協会はクラウドファンディングで商品の製造資金を集めることを発表。目標金額は50万円で、期間は2023年12月31日までだとしています。 高齢者の飲み込む力を鍛える「喉トレ健康かるた」とは 今回、日本声ヨガ協会は、飲み込む力を鍛える「喉トレ健康かるた」の開発に着手することを発表。かるた札には、それぞれ「舌先を上に向け左右に動かす」などのお題があり、高齢者施設の利用者同士で楽しみながら喉や口周りの筋肉を鍛えられる仕掛けをつくっているそうです。 また、かるた札は通常のものより大きな「大判サイズ」。かるた札の文字を読むことになるであろう高齢者が札を見やすいようにこだわったといいます。 飲み込む力を鍛えるべき理由 2009年、内閣府が全国の60歳以上の男女5,000人を対象に「高齢者の地域におけるライフスタイルに関する調査」を実施。その調査で「どんなときに生きがいを感じるか」と尋ねたところ、「友人・知人との会食」や「おいしいものを食べているとき」など、食事に関する回答が上位を占めていることがわかりました。 一方で、高齢になるにつれて食事をしにくくなったと感じる人が増えることも事実。その大きな原因のひとつが、飲み込む力に障害が起こる「嚥下障害」です。 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会によると、加齢によって筋肉量や筋力が低下することで、本来飲み込みに必要な速度で咽頭を動かすことが難しくなり、食べ物が誤って気管に入る「誤嚥(ごえん)」を引き起こしやすくなるのだといいます。 気管に食べ物が入ってしまうと命にかかわる「誤嚥性肺炎」につながることも。食べ物の誤嚥を防ぎ、高齢者が健やかに過ごしていくためにも、喉や口周りの筋肉を鍛えることが重要なのです。 今回紹介した「喉トレ健康かるた」が完成し、さまざまな場所に広まっていけば、単なるリハビリより楽しく喉や口回りの筋肉を鍛えられるようになりそうですね。 参考:「喉トレ健康かるたクラウドファンディングページ」 参考:「嚥下障害 嚥下障害の症状と原因、そして対応と治療について」(日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会)
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下着にセンサー!?膀胱の状態を感知してトイレのタイミングがわかる

新たな研究で、膀胱の状態をリアルタイムでチェックして、尿失禁を防ぐ最先端の下着が開発されました。 この研究はアメリカのカリフォルニア大学によっておこなわれ、その研究結果は「ACM DIGITAL LIBRARY」という文献データベースにオンライン掲載されています。 尿失禁の対策が求められている 尿の自発的な排出や膀胱の制御が難しくなって、自分の意思にかかわらず尿が漏れ出てしまう状態を「尿失禁」といいます。加齢などが原因で膀胱周辺の筋肉が緩むことで起こるほか、認知症やパーキンソン病など高齢者によくみられる疾病が原因で引き起こされることもあります。 残尿感などの不快感に加え、「トイレで失敗してしまう」ことへの強い不安感を覚えることもあり、対応策が求められています。 膀胱の状態がわかる下着デバイス「Privee」を開発 今回、研究グループは、センサーを搭載した下着デバイス「Privee」の開発と試験をおこないました。Priveeに取り付けられたセンサーが体内にある組織や液体の電気的特性を捉え、分析することで、膀胱に尿が溜まっているかどうかをリアルタイムでチェックできるといいます。 また、銀でコーティングされた、電気を通す性質がある糸を生地に直接縫い付けることで、センサーの先端部にあたる電極と膀胱の状態をチェックするハードウェアをつなぐ信号伝送ラインを実現しました。 さらに、股間部分を開放することで、排尿や排便の際に着脱が不要に。よりスムーズな排泄をおこなえるようにデザインされています。 尿失禁をしたことで落ち込み、失禁をしないために外出を控えるようになった高齢者は少なくありません。今回紹介した「Privee」が普及していけば、尿失禁の心配から解放され、より外出しやすくなるかもしれませんね。今後の動向に注目です。
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豆乳で認知症リスク低下!?栄養満点な豆乳を飲んで体も脳も健康に!

新たな研究で、豆乳を飲んでいる人は、豆乳・牛乳などのミルクを飲まない人に比べて、認知症の発症リスクが低くなる可能性が示されました。 この研究は中国の中山大学によっておこなわれ、その研究結果は「Clinical Nutrition」という栄養学の専門誌に掲載されています。 30万人以上の医療データを解析 今回、研究グループは、イギリスの大規模データベース「英国バイオバンク」に登録されている、30万7231人(平均56.3歳)を対象に調査を実施。調査前に「ミルクを飲む習慣があるかどうか」や「牛乳や豆乳など、どのような種類のミルクを飲むか」といった質問をおこない、その後追跡して調べました。 追跡期間は中央値で12.3年。その間に認知症を発症した人は3789人でした。 豆乳を飲むと認知症リスクが下がる 研究グループが統計的に解析をおこなった結果、豆乳を飲む人は豆乳や牛乳を含むミルクを飲まない人に比べて、認知症の発症リスクが31%低下したことが判明。また、豆乳ではなく、牛乳を飲む人と比べても、認知症リスクが24%下がったことが明らかになりました。 研究グループは、「豆乳の摂取量や摂取頻度によって、認知症リスクがどのように変わるかについては、さらなる調査が必要である」としています。 日本豆乳協会によると、豆乳の原料である大豆には、がんや骨粗鬆症を予防するとされるイソフラボン、動脈硬化を抑制するとされる大豆たんぱく、肥満予防に効果的だとされるサポニンなどさまざまな栄養が含まれているそうです。 豆乳は単に飲むだけでなく、豆乳鍋やパンケーキなど幅広い料理に使えるのが特徴。日々の食事に豆乳を活用してみてはいかがでしょうか。 参考:「各種ミルクの中でも豆乳の摂取が認知症リスク低下と関連」(CareNet) 参考:「豆乳の栄養成分」(日本豆乳協会)
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認知症リスクをAIが発見!?リスクを予測して認知症予防しよう!

医療ソフトウェアの開発や販売を手がける株式会社ERISAは、今回新たにAIが認知症リスクを予測するプログラム「SupportBrain」のインターネットによるサービス申し込みを開始しました。 高齢者の5人に1人が発症すると言われている認知症のリスクを知ってもらう機会をつくることで、認知症予防に取り組むきっかけをつくっていくとしています。 首都圏40ヵ所のクリニックで認知症リスクを検査可能に ERISAは、MRIやCTを使った画像診断をおこなう医療グループと提携し、AIが認知症の発症リスクを予測するプログラム「SupportBrain」のインターネット申し込みをスタート。2023年9月8日から、首都圏にある40ヵ所のクリニックでアルツハイマー型認知症の発症リスクを調べる検査サービスを受けられるようになったといいます。 ところで、SupportBrainとはどのようなものなのでしょうか? SupportBrainとは、島根大学医学部と滋賀医科大学、ERISAが共同で開発した脳画像解析技術のこと。MRIなどから得られた画像データをもとに、対象者の脳の萎縮状態をAIが測定し、将来の認知症発症リスクを予測するのだそうです。 この技術自体はすでに2021年に発売されていて、現在に至るまで全国60ヵ所以上の医療機関で用いられてきたといいます。 認知症リスク予測プログラム「SupportBrain」の特徴 SupportBrainを用いると、まず対象者と同年代の脳画像データとAIが比較。現在の脳の萎縮状態が加齢による正常なパターンか認知機能低下の際に認められるパターンかを判定します。それから、現在の脳の萎縮状態から3年後における認知機能の低下予測をAIが判定するのだそうです。 判定後、AIが解析した結果レポートを対象者に返却。認知機能の低下を防ぐために必要な、生活習慣の改善策も提示されるといいます。 認知症のリスクがあらかじめわかっていれば、意識的に運動に取り組んだり食事の栄養バランスに気を付けたりといった策を講じられます。物忘れなど気になる症状がある方は、一度SupportBrainによる判定を受けてみても良いかもしれませんね。
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AIが今後の自立度を予想!?必要な介護を予測し予防をしよう!

有料老人ホームを全国7ヵ所で展開している一般社団法人日本老人福祉財団は、AIを活用した介護予防・将来予測システム「SOIN-R(そわん-エール)」を試験的に自社の施設で導入したことを明らかにしました。 AIで入居者の今後の自立度(どれだけ介助の手を使わず、自分自身で日常生活を営めるかを測った指標)を予測し、早めに対応することで、入居者が要介護状態になるのを防ぐねらいがあるといいます。 介護予防システム「SOIN-R」について 日本老人福祉財団と、介護システムの開発などを手がける株式会社シーディーアイは、共同で介護予防・将来予測システム「SOIN-R」を開発しました。 財団が運営する有料老人ホーム「ゆうゆうの里」で、入居者に対して毎年おこなっている「日常生活に関する調査(全48設問)」のデータをAIに学習させ、入居者の今後の自立度を予測可能にしたそうです。 具体的には、以下の7カテゴリの状態を総合的に分析して、今後の自立度の推移を予測。早期にリハビリなどの介入をおこなうことで、要介護状態になるのを防ぐねらいがあるといいます。 掃除や衣服の着脱などの生活機能の状態 安定して歩行できるかなどの運動機能の状態 かむ力や飲み込む力などの口腔機能の状態 時間や場所を適切に把握するなどの認知機能の状態 栄養を十分に取れているかどうか 自分の殻に閉じこもらず、他者と関わる意思があるかどうか うつ傾向にあるかどうか 検証段階で上々の評価を得る 日本老人福祉財団によると、すでに2022年4月から一部施設でSOIN-Rを試験的に導入し、検証をおこなってきたとのこと。AIが導き出した予測結果を入居者に共有したところ、入居者からも「AIの客観的なアドバイスに納得した。外出も再開してみようと思う」といったポジティブな反応が多くみられたといいます。 SOIN-Rのシステム検証をおこなった担当者は「AIの活用は、入居者にとってのメリットや業務の効率化など、多方面に良い結果をもたらすだろう」と話しています。 今後、より多くの施設でこのようなシステムが導入されれば、より早く、適切なケアにつなげられるようになりそうですね。

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介護付き有料老人ホームとは│提供されるサービス・費用・入居条件などを解説

介護付き有料老人ホームは、介護スタッフが24時間常駐している介護施設。介護サービスや身の回りの世話を受けられます。 この記事では、介護付き有料老人ホームの種類及び入居のための条件や必要な費用、サービス内容などを詳しく説明しています。 https://youtu.be/oK_me_rA0MY 介護付き有料老人ホームの特徴 介護付き有料老人ホームとは、有料老人ホームのうち、都道府県または市町村から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。24時間介護スタッフが常駐し、介護や生活支援などは施設の職員により提供されます。 主に民間企業が運営しているため、サービスの内容や料金は施設ごとに異なります。また、入居基準も施設により異なり、自立している方から介護が必要な方まで幅広く受け入れている施設も。選択肢が幅広いため、自分に合った施設を選ぶことができます。 看取りまで対応している施設も多数あり、「終の棲家(ついのすみか)」を選ぶうえでも選択肢のひとつとなります。 全体の概要をまとめるとこのようになります。 費用相場 入居時費用 0~数千万円 月額利用料 15~30万円 入居条件 要介護度 自立~要介護5※1 認知症 対応可 看取り 対応可 入居のしやすさ ◯ ※施設の種類によって異なります。 特定施設入居者生活介護とは 特定施設入居者生活介護は、厚生労働省の定めた基準を満たす施設で受けられる介護保険サービスです。ケアマネジャーが作成したケアプランに基づき提供される食事や入浴・排泄など介助のほか、生活支援、機能回復のためのリハビリなどもおこなわれます。指定を受けてこのサービスを提供する施設は、一般的に「特定施設」の略称で呼ばれています。 介護付き有料老人ホームの種類と入居基準 介護付き有料老人ホームには「介護専用型」「混合型」「健康型」の3種類があり、それぞれ入居条件が異なります。 介護度 ...

2021/11/10

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グループホームとは|入居条件や費用、入居時に気をつけたいポイントを解説

認知症の方の介護は大変です。「そろそろ施設への入居を検討しよう」と思っても、認知症の症状があると、入居を断られてしまうのではと心配もあるでしょう。 グループホームは認知症高齢者のための介護施設です。住み慣れた地域で暮らし続けられる地域密着型サービスであり、正式な名称を「認知症対応型共同生活介護」といいます。 こちらの記事では、グループホームについて解説します。また、グループホームで受けられるサービスや費用、施設選びのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/EofVO7MRRDM この記事を読めばこれがわかる! グループホームの詳細がわかる! グループホームを選ぶ際のポイントがわかる! グループホームへ入居する際の注意点がわかる! グループホームとは グループホームとは、認知症高齢者のための介護施設です。専門知識と技術をもったスタッフの援助を受けて、要支援以上の認知症高齢者が少人数で共同生活をおくります。 「ユニット」といわれる少人数のグループで生活し、入居者はそれぞれ家事などの役割分担をします。 調理や食事の支度、掃除や洗濯など入居者の能力に合った家事をして自分らしく共同生活を過ごすところが、ほかの介護施設や老人ホームとは異なるポイントです。 グループホームの目的は、認知症高齢者が安定した生活を現実化させること。そのために、ほかの利用者やスタッフと協力して生活に必要な家事を行うことで認知症症状の進行を防ぎ、できるだけ能力を維持するのです。 グループホームは少人数「ユニット」で生活 グループホームでは「ユニット」と呼ばれるグループごとに区切って共同生活を送るのが決まり。1ユニットにつき5人から9人、原則1施設につき原則2ユニットまでと制限されています。 少人数に制限する理由は、心穏やかに安定して過ごしやすい環境を整えるため。環境変化が少なく、同じグループメンバーで協力して共同生活することは、認知症の進行を防ぐことに繋がります。 認知症の方にとって新しく出会う人、新しく覚えることが難しいので、入居者やスタッフの入れ替わりが頻繁にある施設では認知症の高齢者は心が落ち着かず、ストレスを感じ生活しづらくなってしまいます。その結果、認知症症状を悪化させるだけでなく、共同生活を送る上でトラブルを起こすきっかけとなります。 慣れ親しんだ場所を離れて新しい生活をするのは認知症の方には特に心配が尽きないもの。その心配を軽減するため、より家庭にできるだけ近づけ、安心して暮らせるようにしています。 グループホームの入居条件 グループホームに入居できるのは医師から「認知症」と診断を受けている方で、一定の条件にあてはまる方に限ります。 原則65歳以上でかつ要支援2以上の認定を受けている方 医師から認知症の診断を受けている方 心身とも集団生活を送ることに支障のない方 グループホームと同一の市町村に住民票がある方 「心身とも集団生活を送ることに支障のない」という判断基準は施設によって異なります。入居を希望している施設がある場合には、施設のスタッフに相談しましょう。 また、生活保護を受けていてもグループホームに入ることは基本的には可能です。しかし、「生活保護法の指定を受けている施設に限られる」などの条件があるので、実際の入居に関しては、行政の生活支援担当窓口やケースワーカーに相談してみましょう。 グループホームから退去を迫られることもある!? グループホームを追い出される、つまり「強制退去」となることは可能性としてゼロではありません。一般的に、施設側は入居者がグループホームでの生活を続けられるように最大限の努力をします。それでも難しい場合は、本人やその家族へ退去を勧告します。「暴言や暴力などの迷惑行為が著しい場合」「継続的に医療が必要になった場合」「自傷行為が頻発する場合」etc。共同生活が難しくなった場合には追い出されてしまうこともあるのです グループホームで受けられるサービス グループホームで受けられるサービスは主に以下です。 生活支援 認知症ケア 医療体制 看取り それぞれ詳しく見てみましょう。 生活支援 グループホームでは以下の生活面でのサービスを受けられます。 食事提供 :◎ 生活相談 :◎ 食事介助 :◎ 排泄介助 :◎ 入浴介助 :◎ 掃除・洗濯:◯ リハビリ :△ レクリエーション:◎ 認知症を発症すると何もできなくなってしまうわけではなく、日常生活を送るだけなら問題がないことも多いです。 グループホームには認知症ケア専門スタッフが常駐しています。認知症進行を遅らせる目的で、入居者が専門スタッフの支援を受けながら入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこないます。 食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで、そして洗濯をして干すといった作業や掃除も、スタッフの介助を受けながら日常生活を送ります。 グループホームでは、入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこなうことになります。 例えば、食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで。また、そして洗濯をして、干すまで…など。そのために必要な支援を、認知症ケアに長けた専門スタッフから受けられるのが、グループホームの大きな特徴です。 グループホームは日中の時間帯は要介護入居者3人に対して1人以上のスタッフを配置する「3:1」基準が設けられています。施設規模によっては、付き添いやリハビリなどの個別対応が難しいので、入居を検討する際は施設に確認しましょう。 認知症ケア 施設内レクリエーションやリハビリのほかに、地域の方との交流を図るための活動の一環として地域のお祭りに参加や協力をしたり、地域の人と一緒に公園掃除などの活動を行う施設も増えてきました。 グループホームとして積み上げてきた認知症ケアの経験という強みを活かし、地域に向けた情報発信などのさまざまな活動が広がっています。 地域の方と交流する「認知症サロン」などを開催して施設外に居場所を作ったり、啓発活動として認知症サポーター養成講座を開いたりするなど、地域の人々との交流に重きを置くところが増えています。 顔の見える関係づくりをすることで地域の人に認知症について理解を深めてもらったり、在宅介護の認知症高齢者への相談支援につなげたり。 こうした活動は認知症ケアの拠点であるグループホームの社会的な価値の向上や、人とのつながりを通じて入所者の暮らしを豊かにする効果が期待できます。 医療体制 グループホームの入居条件として「身体症状が安定し集団生活を送ることに支障のない方」と定義しているように、施設に認知症高齢者専門スタッフは常駐していますが、看護師が常駐していたり、医療体制が整っているところはまだまだ少ないです。 しかし近年、高齢化が進む社会の中で、グループホームの入居者の状況も変わってきています。 現在は看護師の配置が義務付けられていないので、医療ケアが必要な人は入居が厳しい可能性があります。訪問看護ステーションと密に連携したり、提携した医療機関が施設が増えたりもしているので、医療体制について気になることがあれば、施設に直接問い合わせてみましょう。 看取り 超高齢社会でグループホームの入所者も高齢化が進み、「看取りサービス」の需要が増えてきました。 すべてのグループホームで看取りサービス対応しているわけではないので、体制が整っていないグループホームの多くは、医療ケアが必要な場合、提携医療施設や介護施設へ移ってもらう方針を採っています。 介護・医療体制の充実度は施設によってさまざまです。介護保険法の改正が2009年に行われ、看取りサービスに対応できるグループホームには「看取り介護加算」として介護サービスの追加料金を受け取れるようになりました。 看取りサービスに対応しているグループホームは昨今の状況を受け増加傾向にあります。パンフレットに「看取り介護加算」の金額が表記されているかがひとつの手がかりになります。 グループホームの設備 グループホームは一見、普通の民家のようで、家庭に近い雰囲気が特徴ですが、立地にも施設基準が設けられています。 施設内設備としては、ユニットごとに食堂、キッチン、共同リビング、トイレ、洗面設備、浴室、スプリンクラーなどの消防設備など入居者に必要な設備があり、異なるユニットとの共有は認められていません。 入居者の方がリラックスして生活できるように、一居室あたりの最低面積基準も設けられています。このようにグループホーム設立にあたっては一定の基準をクリアする必要があります。 立地 病院や入居型施設の敷地外に位置している利用者の家族や地域住民と交流ができる場所にある 定員 定員は5人以上9人以下1つの事業所に2つの共同生活住居を設けることもできる(ユニットは2つまで) 居室 1居室の定員は原則1人面積は収納設備等を除いて7.43㎡(約4.5帖)以上 共有設備 居室に近接して相互交流ができるリビングや食堂などの設備を設けること台所、トイレ、洗面、浴室は9名を上限とする生活単位(ユニット)毎に区分して配置 グループホームの費用 グループホーム入居を検討する際に必要なのが初期費用と月額費用です。 ここからは、グループホームの入居に必要な費用と、「初期費用」「月額費用」それぞれの内容について詳しく解説していきます。 ...

2021/11/15

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【動画でわかる】有料老人ホームとは?費用やサービス内容、特養との違いは

介護施設を探している中で「老人ホームにはいろいろな種類があるんだ。何が違うんだろう?」と疑問を感じることがあるかもしれません。 そこで今回は、名前に「老人ホーム」とつく施設の中でも、「有料老人ホーム」を中心に紹介。よく似ている「特別養護老人ホーム」との違いも見ていきます。 「老人ホームの種類が多すぎて訳がわからない」と思ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。 https://youtu.be/eMgjSeJPT8c 有料老人ホームの種類 有料老人ホームには、以下の3種類があります。 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 健康型有料老人ホーム この3種類の違いを以下にまとめています。 種類 介護付き有料老人ホーム ...

2021/10/28

介護の基礎知識

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