2023年8月3日、介護施設をまとめた情報サイトなどを運営している株式会社LIFULL seniorは、「介護施設入居に関する実態調査」の結果を発表。介護施設に入居している人の半数近くが、認知症が原因で施設に入居したことがわかりました。
今回の調査は、以下の要領でおこなわれました。
アンケートでは、まず介護施設に入居したときの要介護度について尋ねました。すると、日常生活で若干の介助やサポートが必要な「要介護2」の段階で施設に入居した人が16.7%で最も多く、次いで「要介護1」(15.8%)、「要介護3」(15.4%)という結果になりました。
次に、施設の入居を考えるきっかけについて尋ねたところ「認知症」と回答した人が46%と、約半数を占めていることが明らかになりました。また、入居のきっかけとなった認知症の症状についても尋ねると、「排泄を失敗するようになった」という回答が32.3%で最多に。それから「お金の管理ができなくなった」「怒りっぽくなった」などの回答が続きました。
さらに、認知症以外の疾患が原因で介護施設に入居することになった人も約3割いることが判明。強く影響した症状を複数回答で尋ねると、「骨折」と「脳血管疾患」がともに17%でトップに。食事のコントロールが必要な「糖尿病」と回答した人も15.9%いることがわかりました。
24時間の介護を自分だけで続けるのは心身ともに大きな負担がかかります。今介護で悩んでいる人は、早めに近くの地域包括支援センターに相談したり、介護施設への入居を検討してみたりすると良いかもしれませんね。
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。