埼玉医科大学は、町内で開催するウォーキング事業に半年間参加した人は、そうでない人に比べて脳梗塞や心筋梗塞のリスクが軽減したことを発表しました。
ウォーキング事業には平均年齢69.5歳の56人が参加。参加者のうち、54人に体重の減少や、糖尿病の重症度を示す数値・中性脂肪の数値が下がり、善玉コレステロール値は上がるなどの改善がみられたそうです。
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ウォーキング事業は埼玉県毛呂山町と、同県に本部がある埼玉医科大学と連携して実施されました。ウォーキング事業には平均年齢69.5歳の町民56人が参加。2023年6〜11月の半年間に共通のトレーニングを決めて取り組みました。
ウォーキング事業でおこなったトレーニングは以下です。
ウォーキング事業でおこなったトレーニングにより、参加した56人のうち54人に以下の改善が見られました。
また、ウォーキング事業開始時には心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクが「中リスク」と指摘された人が8人いましたが、事業をおこなって半年経った後には3人に減少してるなど、さまざまな健康効果が見られたそうです。
厚生労働省は、高齢者が健康に過ごすための日常生活における歩数について、男性は6700歩、女性は5900歩の目標を立てています。
また、厚生労働省は「積極的な健康づくり行動としての体操、ウォーキング、軽スポーツなどを定期的に実施することによって、フレイル予防・健康寿命の延長が可能である」としています。
ウォーキングで身体を動かすことが健康に繋がるのはもちろん、家にこもらずに外出する機会を作ること、人と関わりを持つことが健康的な生活を送るうえで重要と考えられています。
「ウォーキング」と考えるとプレッシャーを感じる人がいるかもしれません。まずは毎日の習慣に少しの時間の散歩から始めるのが良いですね。
参考:「 健康日本21(身体活動・運動 )」(厚生労働省)
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