NPO法人日本シニアデジタルサポート協会は、高齢者同士がオンラインで交流できる「オンライン学級会」を無料で開催。今までは参加するのに参加料がかかっていましたが、「1人でも多くの高齢者にデジタルの居場所をお届けしたい」という思いから、希望者が無料で参加できる体制を整えたそうです。
NPO法人日本シニアデジタルサポート協会が開催している「オンライン学級会」とは、パソコンやスマートフォンでビデオ通話ができるZoomを利用したオンラインイベント。人ともっと交流をしたいと望む高齢者を対象に月2回開催されていました。
NPO法人日本シニアデジタルサポート協会は「テクノロジーを味方に活動範囲を広げ、便利で楽しい居場所に参加」をテーマに活動しています。また、開催者は「オンライン学級会をすることで、孤立や認知症の予防となり、生きがい・仲間・笑顔が生まれます。会話は健康の一番の特効薬。みんなで笑って話してあたたかい気持ちになりましょう」と語っています。
総務省の調査を見ると、インターネットを利用している人の割合は、60~69歳で86.8%、70~79歳は65.5%と、70代の高齢者も約半数以上の人がインターネットを利用していることがわかります。
インターネットを利用している機器は、60~69歳はスマートフォンが一番多く73.7%、次に多いのがパソコンで51.3%、70~79歳もスマートフォンが46.9%で一番多く、次がパソコンで32.7%と続きます。また、80歳以上の人もスマートフォンでインターネットを利用している人が一番多く、どの年代もスマートフォンでインターネットを利用している人が多いことがわかりました。
昨今では、高齢者も使いやすいパソコンやスマートフォンが増えています。インターネットが利用できれば、オンライン学級会の様に人と話せる機会も作れますし、ネットショッピングも利用できるので生活が便利になりますね。パソコンがわからない人は誰かに教えてもらうと自然とコミュニケーションも取れるので、勇気を出して始めてみると良いかもしれません。
参考:「令和4年通信利用動向調査の結果」(総務省)
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