今月1日、岐阜県に高齢者や障がい者、子どもが福祉サービスを受ける共同型ホーム「多世代交流デイサービス リハビリサロンあるてあ」がオープンしました。
この施設は高齢者向けデイサービス、児童発達支援施設、保育所が1つの建物に併設されており、各施設の利用者は自由に交流できます。
多世代がふれあえる場所として、「我が家」のような施設を目指すとしています。
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「多世代交流デイサービス リハビリサロンあるてあ」を運営しているのは、高齢者・障がい者・子どもへの福祉サービスを提供しているALTHEA(アルテア)です。
これまで分散していたそれぞれの施設を1ヵ所にまとめることで、さまざまな背景を持つ人が交流できる施設を作り上げました。
この施設には、高齢者向けデイサービスや児童発達支援施設、小規模保育所などが併設。各サービスの専門の介護職員や保育士などが支援をおこなっています。
核家族化が進む日本で、他の孫世代と祖父母世代が交流することが少なくなっている一方で、この施設には「古き良き時代の日本の姿」があるとALTHEAは言います。
障害を持った子どもや乳幼児、高齢者などが助け合いながら生活する場所を目指すそうです。
福祉サービスを提供している事業者は数多くありますが、各分野に専門性があるため、「障がい者福祉だけ」「児童福祉だけ」「高齢者福祉だけ」と、サービスの分野を絞っていることが少なくありません。
そうした中で、この施設では1つの建物ですべてのサービスを提供。お互いの利用者が行き交うのは自由だそうです。
現在は新型コロナの拡大で交流を制限しているものの、ふれあう場面が増えれば利用者に取ってプラスになるのではないでしょうか。
子どもたちや若い世代は、高齢者とのふれあうことで今後どのように高齢者と関わっていくかを学べるでしょう。また高齢者は、元気な子どもたちとふれあうことで活力をもらえることでしょう。
ただ、やはり新型コロナの感染拡大が懸念点です。安全を確保しつつ、どれくらい触れ合う機会を作れるか、感染収束後にどれだけ機会を増やせるかが課題となりそうですね。
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