高齢ドライバーによる事故が社会問題になっています。
警察庁によると、2021年度の高齢ドライバーが起こした死亡事故の割合が過去最高になったとのこと。全体の交通事故件数が減っているため件数自体は減っているものの、全体に占める高齢ドライバーの割合が高くなっているのが現状です。
高齢ドライバーの事故状況については、こちらの記事でも記載しています。参考にしてみてください。
https://e-nursingcare.com/guide/news/news-7180/
そうした状況を受けて、自動車の出張整備などをおこなうSeibii(セイビ―)社が「後付けペダル踏み間違い急発進抑制装置」の無料配布を決定。ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故の防止に活用してほしいそうです。
全国で車の出張整備・パーツ取り付けサービスをおこなっているSeibii社が、30名限定で「後付けペダル踏み間違い急発進抑制装置」の無償キャンペーンをすることを公表しました。
この装置は、日本自動車車体補修協会が提供する後付けタイプのもの。停止状態から急にペダルを強く踏むとシステムが作動して加速を抑制します。
そのため、「減速しようとしてあわててアクセルとブレーキを踏み間違えた」「バックで駐車しようとして間違えてアクセルを踏んでしまった」という場合でも、この装置によって急加速ができなくなるので、事故を防げるそうです。
今回のキャンペーンでは、この装置を無償で提供。取り付け費用は2万2000円かかりますが、格安で後付け装置が利用できるキャンペーンになっています。
高齢ドライバーは加齢による判断機能の低下だけでなく、身体的な特徴から事故を起こしやすくなっているとされています。
例えば、後方を確認するために右に身体をひねると、脚も一緒に右にスライドしてしまいます。すると脚がアクセルペダルの方に移動するため、ブレーキを踏んだつもりでアクセルを踏んでしまうそうです。
特に高齢者は身体が固くなっているので、若い世代よりも脚がズレやすくなってしまうのです。
こういった高齢者ならではの事情があるので、運転をサポートする装置を付けていると安心。今回の装置以外にも後付け装置が登場しているので、検討してみてもいいかもしれませんね。
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