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老人ホーム、と聞くと「なんだか暗そう」「施設の予定に合わせて暮らさないといけないから窮屈そう」とネガティブなイメージを持っている方もいるかもしれません…が、そんなことはありません!そこで、実際に老人ホームに入居した方の一日に密着。老人ホームに入ってからも、自分らしく暮らしている方のお話を伺ってきました。

79歳、現役の太極拳講師!「誰も看取ってくれない…」終活をする理由は

「このまま在宅介護を続けるか、老人ホームに入るか…」「老後、このまま家で生活するのは不安だけど…」 老人ホーム探しをする人のなかには、そんな悩みを持っている人もいるかもしれません。 そこで、「老人ホームに入る」という選択をした人たちがどんな生活をしているのか、老人ホームに入るきっかけを伺いました。 今回の主人公は、サービス付き高齢者向け住宅「ゆいま~る中沢」で暮らす桑原さん。お母さんの介護をした経験から、自分の終活も始めているそう。太極拳の講師をするなどまだまだ元気に活動しています。 そんな桑原さんは、どんなきっかけでここで暮らすことに決めたのでしょうか?詳しく伺いました。 母の介護から自分の老後を見つめて 桑原さんは50歳から8年間、お母さんの介護をしていたそう。介護保険制度が制定されていなかった当時、病院での臨床技師としての仕事と介護の両立はとても大変だったと話します。 お母さんが亡くなった後、兄弟やお子さんがいない桑原さんは早いうちから老人ホームに入ろうと考えていたとのこと。「60歳で定年退職してから10年くらいは一人暮らしで大丈夫なはず。だから、70歳になったら老人ホームに入ろう」と決めていたんだそうです。 そして、「ゆいま~る中沢」に入居したのは予定よりちょっと早めの69歳。70歳になる何年か前から老人ホーム探しを始め、数ヵ所の施設を見学したうえで「ゆいま~る中沢」に入居を決めました。 79歳、元気の秘訣は太極拳 桑原さんの特技は太極拳!運動不足解消のために40代で始めて、いまや講師を務めるほどの腕前です。 この日も太極拳の様子を見せていただきました。剣を持っての演舞はとても79歳とは思えないほど軽やか。「80歳になるし、そろそろ講師を辞めようと思っているんだけど」と桑原さんは話していましたが、まだまだ衰えを感じさせません! 「ゆいま~る中沢」でも定期的に太極拳教室を開いているそうですよ。 母の亡くなった年齢までに終活を 8年に渡ってお母さんの介護をしていた桑原さん。お母さんが83歳で亡くなったこともあり、自分もその年までには準備を済ませておきたいと終活を進めています。 元気に一人暮らしを満喫している桑原さんですが、どんな思いを抱えて老人ホームで生活しているのでしょうか?詳しく伺いました。 https://www.youtube.com/watch?v=0VB_Z0f9NHA

2024/01/30

認知症になっても感謝は忘れない。一方で「涙が出てしょうがない」と後悔も

「このまま在宅介護を続けるか、老人ホームに入るか…」「老後、このまま家で生活するのは不安だけど…」 老人ホーム探しをする人のなかには、そんな悩みを持っている人もいるかもしれません。 そこで、「老人ホームに入る」という選択をした人たちがどんな生活をしているのか、老人ホームに入るきっかけを伺いました。 今回の主人公は、「ラ・ナシカこまつがわ」で暮らす横田さん。1年ほど前にご主人が亡くなり、認知症を抱える横田さんが一人暮らしをすることをご家族が心配して「ラ・ナシカこまつがわ」に入居したそうです。 そんな横田さんは、老人ホームに入ってどんな生活をしているのでしょうか? フロアはいつも笑顔 「丁寧に扱ってくれるんですよ」 施設のスタッフさんが大切にしてくれると話す横田さん。お話を伺うなかで何度もスタッフさんへの感謝を話していました。 スタッフさんが考えたこの日のレクリエーションは、おたまを使ったボール送りや輪投げ、ボーリングや歌など盛りだくさん。進行する介護スタッフさんの陽気な掛け声でフロアは常に笑いが絶えませんでした。 今回はAチームとBチームに分かれて対決!Aチームが勝ったりBチームが勝ったり…勝っても負けてもどちらのチームも楽しそうです。横田さんも自分のチームの入居者さんを声に出して応援し、積極的に参加します。 夫の最期に心残りも 「夜になると申し訳ないって涙が出てしょうがないんですよ」 老人ホームに入って楽しく暮らしている横田さんですが、亡くなったご主人のことを考えるとふと涙が出ることも。コロナ禍ということもあり、ご主人の供養を少人数で済ませてしまったことが心残りなんだそうです。 そうした心残りがありつつも、老人ホームのスタッフさんへの感謝も感じている横田さん。どんな思いで暮らしているのでしょうか。詳しく伺いました。 https://www.youtube.com/watch?v=kLfqEBvmzUM

2023/12/08

要介護5→要介護1に!?92歳でトレーニングマシンをあやつる超元気おばあちゃん

「このまま在宅介護を続けるか、老人ホームに入るか…」「老後、このまま家で生活するのは不安だけど…」 老人ホーム探しをする人のなかには、そんな悩みを持っている人もいるかもしれません。 そこで、「老人ホームに入る」という選択をした人たちがどんな生活をしているのか、老人ホームに入るきっかけを伺いました。 今回の主人公は、「エイジフリー・ライフ星が丘」で暮らす寺井さん。毎月、新刊を注文するほど読書が大好きだそう。話題のビジネス書も、すぐに取り寄せて読破したそうです。 そんな寺井さんは、老人ホームでどんな生活をしているのでしょうか?伺ってきました。 地域医療、そして夫を支えて 「84歳まで現役やったんです」 ご主人が亡くなる1年前まで、寺井さんは歯科医であるご主人とともに自宅の歯科医院を支えていました。そのときなんと84歳!現役で働いていたそうです。 それ以前は、地元・愛媛県の病院で60歳まで管理栄養士をしていました。ちなみに、寺井さんは国内で3番目の管理栄養士だったそうです! 管理栄養士がまだ新しい職業だった当時、先駆けとして管理栄養士の地位向上に努めた、と寺井さんは懐かしそうに話していました。 お風呂もトイレも自分で行けるまでに  今でこそ慣れた手付きでマシンを使ってトレーニングをしている寺井さんですが、入居した当時は要介護5。起きているよりもベッドで寝ている時間の方が長く、自分でお手洗いに行けない状態だったそうです。 「エイジフリー・ライフ星が丘」に入居してからリハビリをおこない、現在は要介護1にまで回復。入居時は浴槽をまたげないので椅子に座ったまま入浴できる機械のお風呂を使っていましたが、体の状態が良くなって檜風呂の一般浴室を使えるようになった、とうれしそうに話していました。 老人ホームに入居して楽しそうに暮らす寺井さん。どんなきっかけで老人ホームに入居して、どんな思いで生活しているのでしょうか?詳しく伺いました。 https://www.youtube.com/watch?v=9uyFv1sX1k8

2023/11/30

医療に見放された夫。突然、夫が「植物人間」と言われた妻の選択

「このまま在宅介護を続けるか、老人ホームに入るか…」「老後、このまま家で生活するのは不安だけど…」 老人ホーム探しをする人のなかには、そんな悩みを持っている人もいるかもしれません。 そこで、「老人ホームに入る」という選択をした人たちがどんな生活をしているのか、老人ホームに入るきっかけを伺いました。 今回の主人公は、「ツクイ・サンシャイン杉並」で暮らす村中さんご夫妻。夫の敏則さんは6年前に交通事故に遭って重症に。「植物人間だ」と医師に言われた敏則さんを支えるために、妻の明美さんは老人ホームへの入居を決断したそうです。 敏則さんのために自分も老人ホームに入居した明美さん。そんな明美さんと敏則さんのとある一日に密着しました。 リハビリで笑えるように 「深呼吸だよ」 この日は、敏則さんのリハビリの日。言語聴覚士さんが口の周りの筋肉をほぐすなど、話ができるようになるためのリハビリをしていました。 敏則さんは、呼吸を確保するために喉に管を通す気管切開をおこなっています。そのため、入居当時はほとんど声も出せない状態だったそう。最近はリハビリのおかげで声を出したり笑ったりできるようになったと言います。 毎日、夫に会いたいから… 6年前、敏則さんが交通事故に遭ったとき、はじめに入院した病院では「回復の見込みがない」として長期的な入院とリハビリが認められなかったそう。そのため、リハビリができる病院に転院したものの、今度は新型コロナの拡大で、敏則さんと直接会えなくなってしまいました。 そんななか、敏則さんのリハビリを続けられる環境を求めてたどり着いたのが、「ツクイ・サンシャイン杉並」。同じ建物内で暮らせば毎日のように敏則さんと顔を合わせられると考えたからです。 死ぬまで自分は自分 「死ぬまで”自分は自分”っていうことですよ」 敏則さんのために老人ホームで暮らすことを選択した明美さん。「ぼーっとしていたらいけない」と話す姿は生き生きとしています。 明美さんは、敏則さんと2人でどんな思いを持って老人ホームで暮らしているのでしょうか?詳しく伺いました。 https://www.youtube.com/watch?v=tfHouunK350

2023/11/14

認知症の夫と難病の妻。「いつ逝くかわからない」と笑う2人が選んだ新生活

「このまま在宅介護を続けるか、老人ホームに入るか…」「老後、このまま家で生活するのは不安だけど…」 老人ホーム探しをする人のなかには、そんな悩みを持っている人もいるかもしれません。 そこで、「老人ホームに入る」という選択をした人たちがどんな生活をしているのか、老人ホームに入るきっかけを伺いました。 今回の主人公は、「ココファン池上通り」で暮らす斉藤さんご夫婦。ご主人の美智雄さんは認知症、奥さんの純子さんはベーチェット病という視力が落ちたり関節が動きにくくなる難病を抱えています。 そんな病気を抱えながら生活しているとは思えないほど、お二人の会話には笑顔が絶えません。 そんな斉藤さんご夫婦のとある一日に密着しました。 歩きが速すぎてスタッフに驚かれるほど この日は、歩いて近くにあるスーパーへお買い物。あまりに早いスピードで歩くので、入居している施設のスタッフさんにびっくりされることもあるそうです。 買ったのは、納豆やヨーグルトなどの食材。2~3日分をまとめて買っているのだそう。魚介がたくさん乗った「まかない丼」も、この日のお昼ごはん用に購入しました。 「半分半分ね」 そう言いながら、純子さんがまかない丼を取り分けるのを見守る美智雄さん。生ものが大好きな美智雄さんのために、ときどきこうしてスーパーで買ってくるのだそうです。 いつも仲良し…だけではないペアルック 斉藤さんご夫婦は、「ココファン池上通り」で仲良しご夫婦として有名です。というのも、いつも同じ色の服を着ているから。「今日もペアルックですね」とスタッフさんに声をかけられることもあるのだとか。 実はこのペアルック、”仲良し”だけではないウラ話があるそう。純子さんに詳しくお話を伺いました。 忘れちゃうことも、笑顔の種に 「ここを押さなきゃ」 認知症の美智雄さんは、ときどき道具の使い方を忘れてしまうことも。この日も電気ケトルのレバーを押さずにお湯を注ごうとした美智雄さんに、純子さんは笑って指摘します。 老人ホームで笑顔で生活している斉藤さんご夫婦。どんな思いで老人ホームに入ろうと思ったのでしょうか?詳しく伺いました。 https://www.youtube.com/watch?v=oT5J2D0LyPg

2023/10/24

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介護付き有料老人ホームとは│提供されるサービス・費用・入居条件などを解説

介護付き有料老人ホームは、介護スタッフが24時間常駐している介護施設。介護サービスや身の回りの世話を受けられます。 この記事では、介護付き有料老人ホームの種類及び入居のための条件や必要な費用、サービス内容などを詳しく説明しています。 https://youtu.be/oK_me_rA0MY 介護付き有料老人ホームの特徴 介護付き有料老人ホームとは、有料老人ホームのうち、都道府県または市町村から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。24時間介護スタッフが常駐し、介護や生活支援などは施設の職員により提供されます。 主に民間企業が運営しているため、サービスの内容や料金は施設ごとに異なります。また、入居基準も施設により異なり、自立している方から介護が必要な方まで幅広く受け入れている施設も。選択肢が幅広いため、自分に合った施設を選ぶことができます。 看取りまで対応している施設も多数あり、「終の棲家(ついのすみか)」を選ぶうえでも選択肢のひとつとなります。 全体の概要をまとめるとこのようになります。 費用相場 入居時費用 0~数千万円 月額利用料 15~30万円 入居条件 要介護度 自立~要介護5※1 認知症 対応可 看取り 対応可 入居のしやすさ ◯ ※施設の種類によって異なります。 特定施設入居者生活介護とは 特定施設入居者生活介護は、厚生労働省の定めた基準を満たす施設で受けられる介護保険サービスです。ケアマネジャーが作成したケアプランに基づき提供される食事や入浴・排泄など介助のほか、生活支援、機能回復のためのリハビリなどもおこなわれます。指定を受けてこのサービスを提供する施設は、一般的に「特定施設」の略称で呼ばれています。 介護付き有料老人ホームの種類と入居基準 介護付き有料老人ホームには「介護専用型」「混合型」「健康型」の3種類があり、それぞれ入居条件が異なります。 介護度 ...

2021/11/10

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グループホームとは|入居条件や費用、入居時に気をつけたいポイントを解説

認知症の方の介護は大変です。「そろそろ施設への入居を検討しよう」と思っても、認知症の症状があると、入居を断られてしまうのではと心配もあるでしょう。 グループホームは認知症高齢者のための介護施設です。住み慣れた地域で暮らし続けられる地域密着型サービスであり、正式な名称を「認知症対応型共同生活介護」といいます。 こちらの記事では、グループホームについて解説します。また、グループホームで受けられるサービスや費用、施設選びのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/EofVO7MRRDM この記事を読めばこれがわかる! グループホームの詳細がわかる! グループホームを選ぶ際のポイントがわかる! グループホームへ入居する際の注意点がわかる! グループホームとは グループホームとは、認知症高齢者のための介護施設です。専門知識と技術をもったスタッフの援助を受けて、要支援以上の認知症高齢者が少人数で共同生活をおくります。 「ユニット」といわれる少人数のグループで生活し、入居者はそれぞれ家事などの役割分担をします。 調理や食事の支度、掃除や洗濯など入居者の能力に合った家事をして自分らしく共同生活を過ごすところが、ほかの介護施設や老人ホームとは異なるポイントです。 グループホームの目的は、認知症高齢者が安定した生活を現実化させること。そのために、ほかの利用者やスタッフと協力して生活に必要な家事を行うことで認知症症状の進行を防ぎ、できるだけ能力を維持するのです。 グループホームは少人数「ユニット」で生活 グループホームでは「ユニット」と呼ばれるグループごとに区切って共同生活を送るのが決まり。1ユニットにつき5人から9人、原則1施設につき原則2ユニットまでと制限されています。 少人数に制限する理由は、心穏やかに安定して過ごしやすい環境を整えるため。環境変化が少なく、同じグループメンバーで協力して共同生活することは、認知症の進行を防ぐことに繋がります。 認知症の方にとって新しく出会う人、新しく覚えることが難しいので、入居者やスタッフの入れ替わりが頻繁にある施設では認知症の高齢者は心が落ち着かず、ストレスを感じ生活しづらくなってしまいます。その結果、認知症症状を悪化させるだけでなく、共同生活を送る上でトラブルを起こすきっかけとなります。 慣れ親しんだ場所を離れて新しい生活をするのは認知症の方には特に心配が尽きないもの。その心配を軽減するため、より家庭にできるだけ近づけ、安心して暮らせるようにしています。 グループホームの入居条件 グループホームに入居できるのは医師から「認知症」と診断を受けている方で、一定の条件にあてはまる方に限ります。 原則65歳以上でかつ要支援2以上の認定を受けている方 医師から認知症の診断を受けている方 心身とも集団生活を送ることに支障のない方 グループホームと同一の市町村に住民票がある方 「心身とも集団生活を送ることに支障のない」という判断基準は施設によって異なります。入居を希望している施設がある場合には、施設のスタッフに相談しましょう。 また、生活保護を受けていてもグループホームに入ることは基本的には可能です。しかし、「生活保護法の指定を受けている施設に限られる」などの条件があるので、実際の入居に関しては、行政の生活支援担当窓口やケースワーカーに相談してみましょう。 グループホームから退去を迫られることもある!? グループホームを追い出される、つまり「強制退去」となることは可能性としてゼロではありません。一般的に、施設側は入居者がグループホームでの生活を続けられるように最大限の努力をします。それでも難しい場合は、本人やその家族へ退去を勧告します。「暴言や暴力などの迷惑行為が著しい場合」「継続的に医療が必要になった場合」「自傷行為が頻発する場合」etc。共同生活が難しくなった場合には追い出されてしまうこともあるのです グループホームで受けられるサービス グループホームで受けられるサービスは主に以下です。 生活支援 認知症ケア 医療体制 看取り それぞれ詳しく見てみましょう。 生活支援 グループホームでは以下の生活面でのサービスを受けられます。 食事提供 :◎ 生活相談 :◎ 食事介助 :◎ 排泄介助 :◎ 入浴介助 :◎ 掃除・洗濯:◯ リハビリ :△ レクリエーション:◎ 認知症を発症すると何もできなくなってしまうわけではなく、日常生活を送るだけなら問題がないことも多いです。 グループホームには認知症ケア専門スタッフが常駐しています。認知症進行を遅らせる目的で、入居者が専門スタッフの支援を受けながら入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこないます。 食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで、そして洗濯をして干すといった作業や掃除も、スタッフの介助を受けながら日常生活を送ります。 グループホームでは、入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこなうことになります。 例えば、食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで。また、そして洗濯をして、干すまで…など。そのために必要な支援を、認知症ケアに長けた専門スタッフから受けられるのが、グループホームの大きな特徴です。 グループホームは日中の時間帯は要介護入居者3人に対して1人以上のスタッフを配置する「3:1」基準が設けられています。施設規模によっては、付き添いやリハビリなどの個別対応が難しいので、入居を検討する際は施設に確認しましょう。 認知症ケア 施設内レクリエーションやリハビリのほかに、地域の方との交流を図るための活動の一環として地域のお祭りに参加や協力をしたり、地域の人と一緒に公園掃除などの活動を行う施設も増えてきました。 グループホームとして積み上げてきた認知症ケアの経験という強みを活かし、地域に向けた情報発信などのさまざまな活動が広がっています。 地域の方と交流する「認知症サロン」などを開催して施設外に居場所を作ったり、啓発活動として認知症サポーター養成講座を開いたりするなど、地域の人々との交流に重きを置くところが増えています。 顔の見える関係づくりをすることで地域の人に認知症について理解を深めてもらったり、在宅介護の認知症高齢者への相談支援につなげたり。 こうした活動は認知症ケアの拠点であるグループホームの社会的な価値の向上や、人とのつながりを通じて入所者の暮らしを豊かにする効果が期待できます。 医療体制 グループホームの入居条件として「身体症状が安定し集団生活を送ることに支障のない方」と定義しているように、施設に認知症高齢者専門スタッフは常駐していますが、看護師が常駐していたり、医療体制が整っているところはまだまだ少ないです。 しかし近年、高齢化が進む社会の中で、グループホームの入居者の状況も変わってきています。 現在は看護師の配置が義務付けられていないので、医療ケアが必要な人は入居が厳しい可能性があります。訪問看護ステーションと密に連携したり、提携した医療機関が施設が増えたりもしているので、医療体制について気になることがあれば、施設に直接問い合わせてみましょう。 看取り 超高齢社会でグループホームの入所者も高齢化が進み、「看取りサービス」の需要が増えてきました。 すべてのグループホームで看取りサービス対応しているわけではないので、体制が整っていないグループホームの多くは、医療ケアが必要な場合、提携医療施設や介護施設へ移ってもらう方針を採っています。 介護・医療体制の充実度は施設によってさまざまです。介護保険法の改正が2009年に行われ、看取りサービスに対応できるグループホームには「看取り介護加算」として介護サービスの追加料金を受け取れるようになりました。 看取りサービスに対応しているグループホームは昨今の状況を受け増加傾向にあります。パンフレットに「看取り介護加算」の金額が表記されているかがひとつの手がかりになります。 グループホームの設備 グループホームは一見、普通の民家のようで、家庭に近い雰囲気が特徴ですが、立地にも施設基準が設けられています。 施設内設備としては、ユニットごとに食堂、キッチン、共同リビング、トイレ、洗面設備、浴室、スプリンクラーなどの消防設備など入居者に必要な設備があり、異なるユニットとの共有は認められていません。 入居者の方がリラックスして生活できるように、一居室あたりの最低面積基準も設けられています。このようにグループホーム設立にあたっては一定の基準をクリアする必要があります。 立地 病院や入居型施設の敷地外に位置している利用者の家族や地域住民と交流ができる場所にある 定員 定員は5人以上9人以下1つの事業所に2つの共同生活住居を設けることもできる(ユニットは2つまで) 居室 1居室の定員は原則1人面積は収納設備等を除いて7.43㎡(約4.5帖)以上 共有設備 居室に近接して相互交流ができるリビングや食堂などの設備を設けること台所、トイレ、洗面、浴室は9名を上限とする生活単位(ユニット)毎に区分して配置 グループホームの費用 グループホーム入居を検討する際に必要なのが初期費用と月額費用です。 ここからは、グループホームの入居に必要な費用と、「初期費用」「月額費用」それぞれの内容について詳しく解説していきます。 ...

2021/11/15

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【動画でわかる】有料老人ホームとは?費用やサービス内容、特養との違いは

介護施設を探している中で「老人ホームにはいろいろな種類があるんだ。何が違うんだろう?」と疑問を感じることがあるかもしれません。 そこで今回は、名前に「老人ホーム」とつく施設の中でも、「有料老人ホーム」を中心に紹介。よく似ている「特別養護老人ホーム」との違いも見ていきます。 「老人ホームの種類が多すぎて訳がわからない」と思ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。 https://youtu.be/eMgjSeJPT8c 有料老人ホームの種類 有料老人ホームには、以下の3種類があります。 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 健康型有料老人ホーム この3種類の違いを以下にまとめています。 種類 介護付き有料老人ホーム ...

2021/10/28

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