今月14日、内閣府が「高齢社会白書」の2022年版を公表しました。高齢社会白書とは、1996年から政府が毎年国会に提出している年次報告書のこと。超高齢社会である日本の状況や、政府がおこなった高齢社会対策の実施状況などをまとめたものです。
そのなかで、高齢者の社会活動などの参加についての調査結果を報告しました。
それによると、過去1年以内に地域の社会活動に参加した高齢者の割合は51.6%、社会活動に参加している高齢者がそうでない高齢者と比較して、「生きがいを感じる」と答えた割合が高いことがわかりました。
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今月14日、政府は閣議で2022年版の「高齢社会白書」を決定しました。高齢社会白書とは、政府が高齢者対策の実施の状況や高齢化の現状をまとめて毎年、提出している報告書です。
そのうちのひとつに、高齢者の社会活動などの参加についての調査結果があります。
調査によると、社会活動に参加して良かったと思うことについて、65歳以上の人の48.8%が「生活に充実感ができた」と回答しているそうです。
ちなみに過去1年以内に参加した地域の社会活動内容は、「健康・スポーツ(体操、歩こう会、ゲートボール等)」(27.7%)、「趣味(俳句、詩吟、陶芸等)」(14.8%) などとなっていることがわかりました。
一方で高齢者が実際におこなっている社会活動の中でも、「高齢者の支援」は一部にとどまっています。
「高齢者の支援」とは、例えば足腰が弱まった人、要支援者らへの家事援助や移動支援などを指します。
今後、わが国では認知症高齢者など支援の必要な高齢者の増加が見込まれることから、「高齢者の支援」をボランティア活動や地域の活動、住民同士の助け合いなどによる”地域力”で展開していく構想を掲げています。
しかし、今回の調査では高齢者の社会活動の中で「高齢者の支援」の割合が低いことが明らかになったため、対策のテコ入れが必要なことがわかりました。
超高齢者社会のわが国では、地域の元気な高齢者が「高齢者の支援」の担い手として活躍が期待されています。 人生100年時代といわれる今日、高齢者が生きがいを感じられる社会活動のひとつとして定着すると良いですよね。
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