コロナ禍の出口が見えない中で、感染力が強いとされるオミクロン株に対する不安も大きいのではないでしょうか。
今回、厚生労働省がオミクロン株に対応したワクチンを特例承認しました。従来のワクチンとどう違うのか、気になるところですよね。
厚生労働省は今月12日、ファイザー社とモデルナ社が開発したオミクロン株に対応した改良型ワクチンを特例承認しました。
承認されたのは「メッセンジャーRNA」という遺伝物質をを使うもので、従来のワクチンに使われる武漢由来の株と、オミクロン株「BA.1」に対応した「2価ワクチン」です。
海外の臨床試験によると、BA.1に反応して感染を防ぐ中和抗体の量が、従来型と比べてファイザー製だと1.56倍、モデルナ製だと1.75倍に増えたとの結果が出ています。また、現在主流の派生型「BA.5」に対しても一定の効果があるとされています。
一方、接種後の副反応については、従来のワクチンと概ね同じだったとしています。
改良型ワクチンは、2回接種を完了した人の3回目以降の追加接種用で、ファイザー製は12歳以上、モデルナ製は18歳以上が対象です。
政府は今月19日以降に、改良型ワクチンの全国へ発送を開始します。
従来型と切り替えて、4回目の摂取となる60歳以上の高齢者や持病のある18歳以上の人、医療従事者から接種を始めるとしています。厚生労働省は優先接種の対象者を約1500万人と見込んでおり、10月中旬以降には、2回目までの接種を終えた12歳以上に対象を拡大する見通しです。
接種間隔は従来通り5ヵ月とされましたが、専門部会の委員から間隔を短くするよう求める意見が上がったため再検討中。結論は10月下旬までに出すとされており、今後の発表を待つことになります。
ワクチンの接種は、終わりの見えないコロナ禍で身を守るためにとても大切なことです。
その一方で、接種に不安を持っている人もまだまだ多いのではないでしょうか?こんな時だからこそ、家族でよく話し合い、ワクチン接種を受けるか受けないかの意思表示をしておくと良いかもしれませんね。
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