毎年9月21日は、国際アルツハイマー病協会と世界保健機関(WHO)が共同で「世界アルツハイマーデー」と制定しています。9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、世界中で様々な取り組みがおこなわれます。
今回は、世界アルツハイマー月間に合わせて日本各地でおこなわれているライトアップのイベントを紹介します。
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奈良市役所本庁舎では、18日からオレンジ色のライトアップが実施。この取り組みは、公益社団法人「認知症の人と家族の会」県支部によるものです。
点灯は、22日までの午後6時〜9時。21日午後7時からは、動画投稿サイト「ユーチューブ」で全国各地のライトアップの様子がライブ配信されました。
伊那市高遠町では、高遠ダムがオレンジ色にライトアップされ、温かみのある光が周囲を照らし出しました。
高遠ダムのライトアップは昨年から実施され、3つのゲートそれぞれにオレンジ色のライトを当てて演出。点灯は午後6時半〜同10時にかけておこなわれました。
高遠ダム管理所の担当者は、「認知症を正しく知って理解を深めてもらうことで、偏見なく誰もが仲良く暮らせることにつながってほしい」と思いを寄せています。
足利市では、福居町のトチセン(旧足利織物)赤レンガ捺染(なっせん)工場、サラン工場、史跡足利学校、足利織姫(おりひめ)神社の3ヵ所でオレンジ色のライトアップがおこなわれました。
活動に取り組む「RUN伴(とも)+足利・佐野実行委員会」が中心となり、2020年からライトアップをおこなっています。
同会の代表、柳義則(やなぎよしのり)さん(45)は「ライトアップを見て、誰にでも起こり得る認知症について少しでも考えてほしい」と話しています。
ライトアップは日没から。足利学校は午後9時まで、トチセンと織姫神社は午前0時までおこなわれました。
各地のライトアップイベントを通して、認知症への理解が一段と深まることが期待されますね。
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