「消臭力」でお馴染みのエステー株式会社が、20~69歳までの在宅介護をしている男女461人を対象に、コロナ禍における在宅介護に関する調査をインターネット上で実施しました。
このアンケートで、コロナ禍での在宅介護の実態が見えてきました。
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今回のアンケートの「コロナ禍になってから在宅介護の時間は増加したか」という質問では、53.2%の人が「在宅介護の時間が(非常に・やや)増えた」と回答。理由を尋ねると、「新型コロナウイルスの感染拡大による介護施設の利用の制限や休止が増えたから」と回答した人が50%以上を占めました。
次いで、「介護者も家にいる時間が増えて介護できる時間が増えたから」という理由も48%の人が挙げています。
次に、「介護を理由に離職をしたことがあるか」という問いには、40%以上の人が「介護を理由に離職をした」か「しようと思った」と回答。離職を考えるほど介護が負担になっていることを示唆しています。
さらに、コロナ禍での在宅介護の悩みも尋ねました。すると、「自宅にいる時間が増えた結果、在宅介護に関わる時間が長くなりストレスも増えた」という回答や「自分のプライベートな時間も作れず、ストレスが発散できない」といった回答が多数を占めました。また自分で介護する場面が増えたことから、「体力的に負担になっている」という回答も目立ちます。
新型コロナウイルスの流行が長引き閉塞感が漂う昨今では、外出してストレスを発散することが難しくなっています。しかしストレスとうまく向き合わなければ共倒れになってしまうおそれもあります。
そのため、遠出はできなくても近所の公園行ってリフレッシュするなど、コロナ禍でもできるストレス解消方法を見つけていく必要がありそうです。
在宅介護では排泄介助もおこなうことから、ニオイが気になる人も多数いるようです。
アンケートの中の「在宅介護をする中で空気中に漂っていたり物に染みついていたりするニオイが気になるか」という質問では、「(非常に・やや)気になる」と回答した人が70%以上に上りました。
また、このうち約4割の人は「ニオイのせいで他人を家の中に入れたくない」と回答したことも明らかになったのです。
「たかがニオイ」でも、他人を家の中に入れたくないと思うほど切実な問題です。使用済みのおむつは密封して処分するなど、ニオイへの対策が必要ですね。
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