11月19日夕方、福島県福島市で、歩道にいた42歳の女性が軽自動車にはねられ死亡した事故が起きました。
警察は翌日、軽自動車を運転していた97歳の波汐國芳容疑者を過失運転致死の疑いで逮捕しました。
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警察の調べで、容疑者は女性をはねたあと、街路樹をなぎ倒しながら走行していたことが明らかになりました。また、現場にブレーキの痕跡は見当たらなかったとのことです。
さらに車は、前方で停車していた3台の車にも衝突し、これらに乗車していた4人の女性が軽傷を負いました。
事故に巻き込まれた車を運転していた男性は、自分の車の左側面に容疑者の車が衝突したと証言。男性は無事でしたが、助手席にいた男性の妻が病院に搬送されました。
また、病院内で容疑者を見かけたが容疑者は放心していて、周囲とのやり取りもおぼつかない様子だったとのことです。
警察は引き続き捜査を進め、事故の全容を調べています。
近隣の住民によると、容疑者は一人暮らしで、ほぼ毎日買い物などで車を利用していたそう。その際、駐車に手間取っている姿も確認されています。
警察によると、容疑者が直近で運転免許を更新した際の認知機能検査では異常が見られなかったとのことです。
70歳以上の運転免許保有者は年々、増加傾向にあります。
内閣府の統計で、2019年の75歳以上で免許を所有している人は、10年前の2009年と比べておよそ1.8倍と倍近く増えていることが判明。さらに2019年の75歳以上の運転者による死亡事故は、401件も起こっているそうです。
高齢者になると視界が狭まってきたり、とっさの反応が難しくなったりします。安全に過ごすためにも、免許の返納も考えたいところですね。
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