2022年12月、株式会社ゴールドクローバーが運営する杖の専門店「近江一文字」は、濡れた地面でも滑りにくい杖の先ゴム「パワーグリップ」を発売しました。
近江一文字は杖の安全性を高め、高齢者の転倒事故の防止につなげたいとしています。
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通常の杖のゴムは硬く、接地面積も小さいため、特に濡れた場所では滑りやすいといった弱点がありました。
また、硬い材質だと杖を突いたときに反発力がそのまま身体に伝わり、痛みを感じることもあります。
一方、パワーグリップは柔軟性のある特殊な素材でできていて、雨の日でも滑りにくくなっています。また、杖を突いたときの衝撃を和らげるクッション性もあるため、痛みも感じにくいそうです。
高齢者の骨はもろく、たった1回の転倒で骨折したり場合によっては死亡することもあります。
消費者庁によると、65歳以上の不慮の事故による死因のうち、「転倒・転落・墜落」の死亡者数は交通事故の約4倍にもなるそうです。
また厚生労働省の調査では、高齢者の骨折や転倒が、「認知症」「脳卒中などの脳血管疾患」「高齢による衰弱」に次いで介護が必要となった主な原因になっていることも判明しています。
つまり高齢者が長く健康に過ごすためには、転倒を防止することが重要なのです。
では、どのようにして転倒を防止することができるのでしょうか?
消費者庁は、以下の対策が有効だとしています。
安心な毎日を送るために、転倒事故を防ぐ工夫を心がけましょう。
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