新たな研究で毎日大さじ2杯のハチミツを食べると、血糖値や悪玉コレステロール値が下がる可能性が示されました。
この研究は、トロント大学によって発表されたものです。
Contents
今回の研究では、1100人以上が参加した大型の調査を含む18件の臨床試験の結果を分析しました。
その結果、ハチミツを適量食べることで血糖値や悪玉コレステロール値、中性脂肪値などが下がる傾向が見られたのです。
さらに、善玉コレステロールは増え、肝機能も改善する傾向にあることが判明しました。
トロント大学栄養学科のジョン・シーベンパイパー氏はこの結果を受け、「これまで専門家の間では、ハチミツも糖質だから摂取を控えたほうが良いと思われてきたが、その認識を改める必要があるかもしれない」と述べました。
ハチミツは糖質以外にもカリウム、カルシウム、マグネシウム、ビタミンB、葉酸などさまざまな栄養が含まれています。
特にカリウムは、体内に溜まっている塩分の排出を助ける働きがあるため、高血圧の予防にもつながるのです。
さらにハチミツに含まれるオリゴ糖には、整腸作用があることも知られています。
トロント大学栄養学科のタウセフ・カーン氏は、「砂糖やシロップなど普段使っている甘味料をハチミツに切り替えると、血糖値や悪玉コレステロール値が改善され、健康維持に役立つ可能性がある」と言います。
また、低温殺菌された加工ハチミツは栄養価が下がっている可能性も考えられることから、なるべく生ハチミツを使用すると良いそうです。
今回の研究で、適量のハチミツを摂取すると血糖値や悪玉コレステロール値などが改善する可能性が示されました。しかし、ハチミツのどの成分が血糖値などを下げる働きがあるのかはまだ明らかになっていません。今後の研究に期待ですね。
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。