お笑いコンビ「カラテカ」の矢部太郎氏が、初めて認知症の人の日常を描いた新作の漫画『マンガ ぼけ日和』を発表しました。
『マンガ ぼけ日和』は、2023年2月3日から全国の書店で販売される予定です。
Contents
『マンガ ぼけ日和』は、認知症専門医である長谷川嘉哉の著書「ボケ日和」を漫画化したものです。『マンガ ぼけ日和』では、長谷川氏が実際に体験したことをもとに、認知症の人の日常が描かれています。
「認知症」というテーマを題材にしていますが、ストーリーは深刻になりすぎず、くすっと笑える場面も。絵本のような優しいタッチで描かれていて、ほっこりするような読後感が得られるかもしれません。
漫画の構成は、認知症の進行具合に合わせて「春・夏・秋・冬」という四季に分けられていて、それぞれの時期に訪れる認知症の人の変化や、症状に対してどう対応するかがわかるようになっています。
『マンガ ぼけ日和』を描いた矢部氏は、この漫画を描いた動機について「母は高齢になり介護される側、自分は介護する側の年齢になろうとしている。この漫画を描くことで、自分自身が介護や認知症についてもっと知りたいし学びたいと思ったのが1番の動機だったのかもしれない」と語っています。
また、この漫画の原案者である長谷川氏は「『マンガ ぼけ日和』を通して、より多くの人が認知症を正しく理解し、不安から解消されてほしい」としています。
『マンガ ぼけ日和』には、スライスチーズを湿布と間違えるという事実誤認など、認知症に特有の症状を持った人が出てきます。しかし漫画の中の長谷川氏は否定することなく、常に穏やかに耳を傾けているのです。
それはもしかしたら、「介護は余裕を持つことが大事」という長谷川氏のメッセージなのかもしれませんね。
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。