株式会社エイチームライフデザインは、70歳以上の高齢者とその家族に対し、運転免許証の自主返納制度に関する調査をインターネット上で実施しました。
その結果、半分以上の高齢者が「自主返納は考えたことがない」と答えたことが明らかになったのです。
今回の調査は、以下の内容で実施されました。
なお、対象者の内訳は70歳以上の男女856人とその家族1628人となっています。
アンケートの中で、まず運転免許証の自主返納制度について知っているか尋ねました。すると、高齢者、その家族ともに95%以上の人が「知っている」と回答。このことから、自主返納制度自体は大半の人に認知されていることが明らかになりました。
次に、免許証を持っている70歳以上の高齢者に対して「免許証の返納を考えたことがあるか」と尋ねたところ、53%の人が「返納を考えたことはない」と回答したことがわかったのです。
逆に「免許証の返納を考えたことがある」と回答した高齢者に、返納を考えた理由やきっかけを尋ねたところ「高齢者による事故の報道を見たときに考えた」「身体能力の衰えを感じたときに考えた」という回答が一定数見られました。
アンケートで「家族に免許証の自主返納を勧められたほうが返納を決めやすいか」と高齢者に尋ねたところ「決めやすい」と「決められない」がほぼ半々になったことがわかりました。
また「家族に自主返納を勧められても、自主返納を決められない」と回答した高齢者に対してその理由を尋ねました。すると「車がないと不便だから」という回答が70%で最多に。ほかに「自分はまだ運転できているから」「運転の趣味がなくなるから」という回答も目立ちました。
最後に、「どうすれば自主返納を考えるか」と高齢者に尋ねると「運転するのが不安になったら」という回答が大半を占めたことが判明しました。
高齢になると、自分が思っている以上に肉体的な衰えが来るものです。公共交通機関を利用するなど、自家用車以外の交通手段を検討してみるのも良いかもしれませんね。
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